「子育てシェア」という言葉を聞いたことはありますか?現代は夫が会社員、妻は専業主婦という形の世帯より、夫婦ともに会社員、もしくは妻も何らかの仕事を持っている世帯数の方が多いです。妊娠・出産などで仕事のキャリアを諦め、家事育児は女の仕事なんてことは一昔前の話。頼れる人には頼る、便利なサービスは利用する、それでいいのです。「子育てシェア」はネットを介し、昔のようにご近所で協力し合う、現代の子育て世代にマッチングした優れた事業です。今回はこの「子育てシェア」についてご紹介します。
1.「子育てシェア」とは?
子育てシェアとは、読んで字のごとく「子育てを共有する」という意味です。子育てをしていると予想しないことが多々あります。
「子どもが急に熱を出したけど会社を休めない」
「急に残業になっちゃって保育園のお迎え時間に間に合わない」
子どものことで「どうしよう」がたくさん出てきます。子どもが乳幼児だと頻繁に起こりえる事態です。そんな困ったときに、すぐ助けてくれる人がいれば心強いと思いませんか?子育てシェアはまさに「昔ながらの、ご近所で協力し合う育児」の現代版です。
1-1.子育てシェア、どこで見つかるの?
インターネットで「子育てシェア」と検索をかけると、まず出てくるのが「AsMama(アズママ)」です。こちらの子育てシェアについてのポイントは、
- 友達・知り合いと一緒に使う
- 登録料・手数料が無料
- 全支援者に保険が適用
- 地域の親子と出会う場所を提供
と書かれています。子どもを預けることだけではなく、いろいろなイベントを開催する、移動型子育て支援です。イベントに参加すれば知り合いも増えて、後々に預け先を確保したくなったときの選択肢が多くなります。ワンオペ育児で大変なときはたくさんの人と交流して助け合いながら子育てを楽しみましょう。
1-2.子育てシェアが次世代パパにも普及しつつある
古くからの慣習として「育児は女性がするもの」という認識が日本にはまだ根強く残ってしまっています。先進国の中でも、日本の男性(パパ)が育児に携わる時間が圧倒的に少ないのも事実です。ただ、次世代パパと呼ばれる20~30代の男性は「育児はパパとママが平等に取り組むものだ」と、積極的に育児に関わろうとしているのも少しずつではありますが増えてきています。これは次世代パパたちの子育てに奮闘してきた彼らの母親たちが、「育児は平等でこなすもの」だと意識改革が芽生え、それをみて育ってきた彼らもまた感化された成果なのかもしれません。「夫婦平等で子育てをする」ことが今後どんどん普及していってほしいです。
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2.子育てシェアのメリット
子育てシェアならではの大きなメリットとして、次の三つがあります。
- 親も子も顔見知りなので安心して預けられる
- 近距離で預け先が確保できる
- 利用料金が安価である
三つの大きなメリットを一つずつ詳しくみていきましょう。
2-1.親も子も顔見知りだから安心できる
まったくの初対面の人にわが子を預けることできますか?どんな急用だとしてもそのとき初めて会った人にかわいいわが子を託すなんてできないですよね。子育てシェアに登録していれば、イベントなどで顔見知りになった方、リアルのママ友に預けることを選択できるので、親子ともに安心できます。子どももまた会ったことのある大人だと安心感も違うと思います。少しでもパパやママから離れる寂しさを軽くできますね。
2-2. 近場で預け先を確保できる
子育てシェアでは協力を惜しまないサポーターが大勢います。自分の居住地の近く、職場の近隣で預かってくれる顔見知りのサポーターに要請することができるので、預ける際の送迎にも負担がかからないことも魅力です。
2-3. 利用料金の安さ
1時間500~700円を直接相手に支払えばOKと、初めから決まりごととしている点も良いです。たとえ少額でも取り決め通りに支払うことで気兼ねなく利用できるのと思います。もしこれが無料であったら、気を使う人は何かしらの心遣い(ものを用意して渡す)ことが負担になってくるのではないでしょうか。利用額を一律に設けているところが利用しやすい第2のポイントです。
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40代のWebライターです。あちこちで色々なジャンルの記事を書いています。家族構成は夫、息子(中2)、柴犬(3歳)。
子育てのモットーは「褒めて伸ばす」こと。只今反抗期&思春期の息子との程好い距離感を模索する毎日です。
好きな言葉は「今頑張れば後が楽」。子育て中のママさんに役立ちそうな情報をお届けできたらいいな~と思います!
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