保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
公文(くもん)は、公文式という学習方法で学ぶ世界各国でも人気の学習塾です。日本でも各地域に教室があるので、名前を知っている方も多いのではないでしょうか?未就学児の子どもを持つ親にとっては、気になる存在ですよね。そこで今回は、公文の基本情報をはじめ、実際にどんな学習方法なのか、子どもにとって何がいいのかなど、公文についてご紹介します。
公文(くもん)って?【公文の基本情報】
知っているようで意外と知らない公文のあれこれ。ここでは、公文を知るうえで押さえておきたい基本情報として、公文の経営会社や公文式学習法の考案者である公文公(くもんとおる)氏についてのほか、「KUMON」のロゴに込められている思いについてもご紹介します。
公文は、世界中の子どもたちが学ぶ人気の学習塾
「KUMON」のロゴで親しまれている「公文」は、大阪府大阪市に本拠地を置く株式会社 公文教育研究会が、日本のみならず海外にもフランチャイルズ展開している学習塾です。2016年3月現在の教室は、日本国内に85カ所、海外に99カ所(2017年1月時点)。世界中の子どもたちが学ぶ、人気の学習塾です。グループ組織には、幼児教材や絵本などを多く手掛けている「くもん出版」や、「世界で活躍できる優秀な人材育成」を目的に掲げた公文国際学園を運営する「学校法人公文学園」などがあります。
公文式学習法の考案者「公文公」氏は数学教師でした
公文式学習法を考案したのは、公文の創設者である公文公(くもんとおる)氏。もともとは高校の数学教師で、退職後、1958年に日本公文教育研究会の前身だった大阪数学研究会を設立。公文式学習法を考案して、その普及に携わりました。長年の高校教師生活の経験から得た「まずは、計算力を」という主張は、反復学習を基本とする現在の公文へと受け継がれています。
「KUMON」のロゴに込められている思い
「KUMON」のロゴの「O」の文字は顔になっていて「THINKING FACE」という愛称がつけられています。この顔は、子どもや保護者、公文の先生やスタッフなど関係者の顔で、「考え続け成長すること」を表しているとか。ロゴの背景色のブルーは、知性・誠実を意味し、「青い空の下では世界はひとつである」というメッセージが込められています。
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公文(くもん)って?【公文の特徴】
公文の学習方法には、おのおのの学力に応じて無理なく学べる「ちょうど学習」、自分で学ぶ力を育むことができる「自主学習」、自分にあった内容で少しずつ着実にステップアップしていく「スモールステップ教材」をつかった学習と、三つの大きな特徴があります。
個人別・学力別の「ちょうど学習」で無理なく学びます
同じ年齢であっても、子どもの学力には個人差が大きいもの。子どもの素質や環境によっても学力は違ってきます。公文では、年齢や学年によって学習内容を統一するのではなく、それぞれの子どもの学力にあった「ちょうど学習」で、無理なく学ぶことができます。このちょうど学習では、「できない」というストレスが少ないため、楽しく学べることが、メリットと言えるでしょう。
自分で学ぶ力を育む「自主学習」で進めます
公文では、与えられた課題を自分で考えて解いていく「自学自習」の形式で学びます。自分にあった「ちょうど学習」で一気に問題を解くことで集中力を養い、達成感を味わうことで、学習意欲の向上を促していくのです。学ぶ楽しさを知った子どもたちは、どんどん次のステップへとランクアップ。学校で習っていないところまで学び進めることができるのも、公文の大きな特徴と言えます。
挑戦意欲を向上させる「スモールステップ方式」
公文では、スモールステップ方式が取り入れられています。このスモールステップ方式は、少しずつステップアップしていくことで、子どもたちに「問題を解ける」という自信をつけ、次の問題を解く挑戦意欲を向上させることを目的としています。公文の特徴を端的にまとめるならば、「自分の学力にあった教材で、楽しく自分で学び進めていく」ことだと言えるでしょう。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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