七五三は、日本で昔から続けられている伝統行事ですよね。子どもが七五三の年齢に達すると、色々な準備に取り掛かり忙しくなります。しかし、意外と悩むのが、正式なお祝いの時期は、「数え年」なのか「満年齢」なのかという事です。ここでは、そのような悩みを解決するための解説をしていきます。
七五三のお祝いは数え年?満年齢?
それでは、七五三のお祝いは数え年なのか満年齢なのかを見ていきましょう。また、七五三のお参りの時期なども一緒に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
七五三のお参りで最適な時期は?
まず、七五三のお参りで最適な時期を見ていきましょう。もともと、正式な七五三の日は、毎年11月15日です。そのため、本来ならば七五三の日である11月15日にお参りをするのがベストではありますが、平日だと家族揃って行けないことも多いですよね。このような理由から、現在では11月15日が平日だった場合、その前後2週間くらいを目安にお参りする人が多いようです。また、お参りの際は「大安」に当たるかなども考慮して、お参りの日にちを決めると良いでしょう。
七五三のお参りは数え年と満年齢どっち?
では次に、七五三のお参りは数え年か満年齢か、どちらなのかについて解説します。結論から言うと、七五三のお参りは数え年でも満年齢でも、どちらでも問題はありません。昔は、数え年で七五三のお祝いをする事が多かったのですが、現代では満年齢でのお祝いも増えてきているので、各家庭によって異なるというのが現状です。
しかし、学校で同級生と同じ年にお祝いがしたいという子どもも多いと思いますので、合わせながら行うのも可能です。
七五三のお祝いは早生まれの場合はどうなる?
次に、七五三のお祝いは、早生まれの場合はどうなるのか調べてみましょう。早生まれとは、1月1日~4月1日までに生まれたケースです。その場合、七五三のお祝いの時期を迷ってしまう方も多いかと思います。この場合も、数え年や満年齢を参考にする事をおすすめします。どちらに合わせても、基本的には問題はないので、同級生と同じ時期に合わせることも可能ですし、あまり難しく考えずにお祝いしましょう。
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七五三を数え年や満年齢でお祝いする時期の決め方
七五三のお祝いの時期を決める時は、いくつかのポイントがあります。時期の決め方を知っておくと、いざ七五三の年齢に達した時に、慌てずに済みますよ。
神社の「七五三詣」の期間を確認する
まず1つ目は、七五三のお参りをする神社の「七五三詣」の期間を確認するという事です。実は、神社によって「七五三詣」の期間は異なります。期間が長い神社もあれば、短い神社もあります。例えば、「11月だけ」「11月の週末だけ」「10月下旬から11月の週末だけ」「特定の日だけ」など、神社によって様々です。また予約の方法も当日受付が可能な神社や、3カ月~1カ月ほど前からの事前予約が必要な神社もあります。
レンタル衣装の予約などを確認する
11月は、七五三のお祝いで、どのフォトスタジオも大変混みあいます。そのため、直前に予約しようとしても、なかなか希望する日にちに予約が取れない可能性があります。予約が取れないという事を避けるために、七五三のお祝いをする日程がある程度決まったら、早めにレンタル衣装の予約も同時進行で進めるようにしましょう。
お祝いに欠かせない六曜を確認する
お祝い事には欠かせない「六曜」を確認するという事も、大切です。六曜とは、中国から伝わる暦の考え方なのですが、「大安」「先勝」「先負」「友引」「赤口」「仏滅」があり、それぞれの日取りで運勢を占うのです。七五三のお祝いの場合は、「大安」がとても混みあいます。特に、週末と大安が重なる時は、混雑は避けられないと思った方が良さそうです。しかし、地域や家庭によって、七五三のお祝いに六曜は関係ないという考え方もあるので、一概に大安の日だけに当てる必要はありません。そのため、六曜に関しては、祖父母などと相談をして決めるようにするのも、良いでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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