身の回りのものが危険物に【乳幼児】事故防止のヒヤリハット

階段をのぼる赤ちゃん
乳幼児は好奇心いっぱい!いろんなものに触れたがるものです。パパやママが思ってもみないような行動をとることもあるでしょう。
普段大人が何げなく使っているものでも、乳幼児にとっては危険なものもたくさんあります。今回は乳幼児の事故防止のポイントについて見ていきましょう。

乳幼児の製品でこんな事故が!主な事例

歯ブラシする子ども
乳幼児が使う製品では、乳幼児が一般的には考えられないような使い方をしたり、安全・便利だと思っていたものが大きな危険をおよぼしたりすることもあります。これまでにあった乳幼児の事故事例について見てみましょう。

一番多いのはおもちゃ類での事故

東京都が2015年に調査したアンケート結果によると、おもちゃ類による乳幼児の危険事例が538件あったとのことです。

三輪車など乗り物での転倒事故、トランポリンなど体を動かして遊んだ際のケガ、ミニカーや小さいブロックなどを飲み込みそうになった…などがあげられます。おもちゃで遊んでいるからと大人が気を抜いて目を離したすきに、予想外の事故が起こったという事例が多く見受けられます。

食器・食品・衣類・日用品にも思わぬ危険が

おもちゃ以外では食器・食品(フォーク53件・あめ17件など)、衣類(フードの付いた服35件・髪留め30件など)、日用品(歯ブラシ243件など)での危険事例が実際にあります。

食器をもったまま歩き回っていて口のなかをケガしたり、あめを飲み込んで窒息寸前になったり、フードが遊具に引っかかる・友達に引っ張られるなどして首がしまってしまったという事例があります。髪留めなど小さいものは手や目のケガにつながったり、歯ブラシが誤ってのどを突いてしまいそうになったりしたという事例も多数あります。

育児製品でもさまざまな事故が!

近年よく耳にするのが抱っこ紐(239件)。子どもがすり抜けて落下した、しそうになったという話はよく耳にします。意外に多いのがベビーカーでの事例(397件)です。ベビーカーをたたむときに子どもの指を挟んでしまったという事例があります。

ベビーゲート(66件)、ベッドガード(52件)なども思わぬ事故の原因となることも。便利で安全だと慢心していた結果、子どもがケガをすることになってしまったとしたら、とても悲しいことですよね。

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乳幼児の事故防止のポイントとは?

たばことライターに手を伸ばす赤ちゃん
危険な思いをしたパパやママの多くが、子どもがケガをした・しそうになったときに「たまたま子どもから目を離していた」「子どもが予想外の行動をとった」と感じています。事故防止のため、子どもの行動をある程度予測することが重要です。

お座り~ハイハイ~つかまり立ちの時期

まだまだ行動範囲が狭いから…という慢心から事故が起こることもあります。何でも口に入れてしまう時期のため、小さいものやビニール袋、シールなど近くにおいておかない。ベッドの柵に注意する。ガーゼやタオル・ぬいぐるみなどを子どもの近くにおかないなどが注意すべきことです。

うちの子はまだまだそんなに動かないから大丈夫!と思っていると、ある日突然行動範囲が広がっていたということもあります。日に日に成長していく子どもの姿はうれしいものですが、その分しっかり目を光らせてあげましょう。

歩きはじめの時期

好奇心がどんどんおう盛になるとともに、行動範囲がぐっと広がっていきます。けれど、まだまだうまくバランスが取れず、ちょっとした段差でこけてしまうこともありますので、要注意の時期です。

このころは歯ブラシやフォークなどをもって歩きまわることも増えるでしょう。特に注意したいことです。また、子どもにとって危険なものはなるべく高いところにおくこと。中途半端な高さだと、よじ登って自分で取りに行くこともあるので要注意です。

走ったり飛び跳ねたりできるようになると…

公園などの外遊びが増えます。フード付きの服やポシェットなどにはくれぐれも気をつけましょう。フードが遊具に引っかかってしまったり子どもの視界がさいぎられてしまいます。そのため目を離さない、もしくは身につけさせないという手段も必要です。

幼児向けの乗り物も、まだまだひとりでは難しい時期。遊ぶ際には、大人が付き添って見守ってあげましょう。

「子どもが複数一緒だから大丈夫」ではない

お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒だから大丈夫!と思っているのは危険です。お兄ちゃんが0歳児の赤ちゃんにあめを与えて窒息しそうになった、自分と同じことをさせようとして1歳児にケガをさせたという事故も少なくありません。

年上の幼児に子守感覚で年下のきょうだいを任せてしまっていると、思わぬケガの引き金になるため、しっかり注意して見ていてあげることが大切です。

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