1歳頃になると簡単なやりとりができるようになり、これまで以上に子どもとのコミュニケーションが楽しくなる時期ですね。そして、今後、さまざまな人と関（かか）わるようになるなかで、子どもがより豊かで充実した生活を送るためにはコミュニケーション能力は重要な要素のひとつになるでしょう。そこで今回は、乳幼児期に家庭で取り組める、子どものコミュニケーション能力を育てるために大切なことを三つご紹介します。
【1】基本は「規則正しい生活」で健康管理
乳幼児のコミュニケーション能力を向上させるためには、まず、本人が健康で元気なことが大前提です。夜は睡眠を十分にとる、朝はきちんと朝ごはんを食べる、顔を洗う、歯を磨くなど、体を健康に保つためには規則的な生活での健康管理が必要といえるでしょう。
体調の悪さはコミュニケーション能力を低下させる
大人でも夜更かしをしすぎて寝不足のときや、朝食を抜いてしまっておなかがすいているときなどには、他人と上手にコミュニケーションをとれないものです。赤ちゃんや小さな子どもであれば、なおさら体調の悪さは不機嫌に直結してしまい、上手にコミュニケーションをとることができません。まずは規則正しい生活で健康な体を作り、体調を整えてあげましょう。
「歯磨き」で親子のコミュニケーションを
個人差はありますが生後５カ月から８カ月になると、歯が生えはじめてきます。生え始めの歯は柔らかく虫歯になりやすいですから、この時期からの歯磨きによる虫歯予防が必要です。当然、親が磨いてあげることになりますので、この時間を利用して子どもの歯の健康を守りながら、親子でコミュニケーションをとってみましょう。
楽しいお食事タイムでコミュニケーション能力アップ
規則正しい生活での健康管理に欠かせないのが、やはり3度の食事です。食事の時間は、ただ単に栄養を補給して空腹を満たすためだけのものではありません。例えば、食材にニンジンを使った場合には、ニンジンの名前をおぼえたり色をおぼえたりと、学びの要素を膨らませることもできます。親子のコミュニケーションを深める絶好の機会ですので、楽しく会話を弾ませてみましょう。
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【2】毎日の「会話」でコミュニケーション
コミュニケーション能力のなかでも重要な項目のひとつに「会話」のスキルがあります。相手が何をいっているのか理解をしたうえで、自分の考えていることを言葉にして伝える。この能力は、一朝一夕に簡単に身に付くものではなく、幼い頃から長い時間をかけて育まれるものです。
マメな言葉がけで会話スキルの基礎を作ろう
大人からのマメな言葉がけは、子どもの「会話」のスキルを身に着けるための大切な基盤になります。例えば、朝起きたときには「おはよう」のあいさつは基本ですが、他にも「たくさん眠れたね」「今日はいい天気よ」など、プラスアルファの言葉をかけるようにしましょう。そうすることで、自然に、言葉によるコミュケーションの方法を少しずつ学んでいくことができるでしょう。
いろいろな人と積極的に会話をしよう
少子化や核家族化が進み、家庭のなかでもママなど特定の人に子育てをする比重が大きくなっています。そうすると子どもは自然と特定の人とのコミュニケーションが多くなってしまいますが、コミュニケーション能力を高めるためには、できるだけ多くの人と関（かか）わることが大切です。身近にいる祖父母や近所の人などと、会話をする機会を増やしてみましょう。
児童館や公園などでお友だちと遊ぼう
子どもも1歳前後くらいには、歩けるようになったり手先が器用に動かせるようになったりと、体の発達が著しい時期に入ります。話せる言葉もだんだん増えてきますから、ぜひこの時期には児童館や公園などに出掛けて、同じ年頃のお友だちと遊ばせてあげてみてはいかがでしょうか。お友だちとの会話やさまざまな経験が刺激となり、コミュニケーション能力を高める栄養にもなるでしょう。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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