授乳姿勢あれこれ ~特殊な抱き方編~
上記ではオーソドックスな姿勢を紹介しましたが、ここからは、ちょっと特殊な姿勢をご紹介します。授乳生活に慣れてきたら、シーンや目的に合わせて授乳姿勢を変えることで快適な授乳期を過ごすことができるでしょう。
楽に授乳したいなら「添え乳」と「レイドバック法」
とにかく楽に授乳をしたいと思ったら、寝転がって横向きに向きあうようにする添え乳や、リクライニングなどにもたれかかり、おなかの上に赤ちゃんをはらばいにして乗せてそのまま吸わせるレイドバック法がオススメです。ただし、そのまま寝てしまい気が付いたら赤ちゃんが窒息していたなどということにならないよう、細心の注意を払いましょう。
人には見られたくないとっておきの乳腺炎解消法
乳腺が痛くてどうしようもなくなったら、赤ちゃんをクッションなどに寝かせ、赤ちゃんに覆(おお)いかぶさるように四つんばいになり、下からおっぱいを吸ってもらうと楽になることがあります。誰にも見られたくないような体勢ですが、他の授乳姿勢で痛みが改善しない場合は試してみる価値があります。おっぱいが真下に垂れた状態で吸ってもらうのがポイントです。
授乳が効率的に行える双子への同時授乳
双子への授乳はなかなか大変なものですが、フットボール抱きを応用すれば二人同時に授乳することができます。また、しっかりと支える必要がない月齢になれば、縦抱きでも同時授乳が可能です。完全母乳はもちろん、混合の場合でも二人同時授乳ができれば、授乳時間の短縮をはかれます。ただし、片手で支える場合は抱き方が不安定になりやすいので、ある程度月齢が進んでから試してみるようにしましょう。
おわりに
新生児のころは大変な思いをすることも多い授乳ですが、ヨチヨチ歩きを始めるころには、赤ちゃんが自らやってきて勝手に服をまくり上げ飲んで去って行くこともあるくらい手慣れたものとなります。授乳期は子育ての中でもほんの短い時期、自分の体から赤ちゃんのごはんが出てくるという、この不思議な感覚を思い切り楽しみましょう。
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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。
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