知っておきたい沐浴の注意点二つ
沐浴関連でよくあるお悩みがこちら。赤ちゃんの肌トラブルに関するものと、沐浴期間に関するものです。何が正解か分からず、迷ってしまうママ・パパもいるかもしれませんね。赤ちゃんによっても個人差があるため、一つの方法を「絶対」と思い込まず、臨機応変に取り組みましょう。
赤ちゃんの肌トラブルがある場合
産まれて間もない新生児は、赤ちゃんニキビとも呼ばれる「脂漏性湿疹」など、肌トラブルが多いものです。多少の湿疹なら、あまり神経質になる必要はありません。しかし、中には沐浴法やケア法を見直すべきケースもあります。
ある調査では、赤ちゃんの沐浴法や保湿法を見直したら皮膚疾患が解消した、という事例があります。先輩ママの体験談でも、「ベビーソープを変えたら肌荒れが治った」といった声も。特定のベビーソープが悪い、ということではありません。赤ちゃんの肌状態にあったケアが必要なため、症状がある際は皮膚科医に相談しましょう。
沐浴は生後1カ月が目安!その後は親子で
沐浴は生後1カ月間が目安です。沐浴はまだ抵抗力の弱い新生児に対して、感染症予防の観点から実施されるもの。1カ月を過ぎたら、大人と一緒に入浴して構いません。
「いきなり大人と一緒に入って、細菌などに感染しないか⁉」と戸惑う人も多いようです。しかし研究では過剰な保護状態も、お肌に悪い影響を与える可能性があるといわれています。例えば、生後2~3カ月など長期間にわたる沐浴をしていたケースでは、沐浴剤で落としきれなかった皮脂が皮膚疾患につながったそうです。
また赤ちゃんが大きくなるにつれ、沐浴も重労働になっていきます。医師から特別に指導されている場合を除き、生後1カ月を過ぎたら大人と一緒に入浴する習慣を作りましょう。
おわりに
沐浴は緊張しますよね。恐る恐るチャレンジ…という新米パパも多いことでしょう。初めはスムーズにできなくても大丈夫です。焦らずにママとパパ、そして赤ちゃんに合った方法を探していきましょう!
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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