大人と比べ、赤ちゃんの方がダニの被害に遭いやすいことをご存じですか?普段、お布団やカーペット、ソファなどに横になって過ごすことが多い赤ちゃんはダニの餌食となってしまいやすいのです。そこで今回は赤ちゃんがダニに刺されやすい理由やダニ対策についてご紹介します。これから出産を迎える方や月齢の低いお子さんがいるご家庭の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
家の中に生息しているダニは4種類!
人が住む建物の中に生息しているダニは、ヒョウダニ・コナダニ・ツメダニ・イエダニの主に4種類です。中でも人間が被害に遭いやすいのはツメダニですが、高温多湿を好むコナダニは梅雨時期から増殖しはじめていきます。
ダニを餌にする「ツメダニ」は人を刺す
ヒョウダニはほぼ1年中みられるのに対し、コナダニは梅雨時期、イエダニは春から夏にかけて増殖する傾向にあります。この4種類の中で人間を刺すのはツメダニです。一見、被害が少ないようにも思えますが、ツメダニは他のダニを餌として生きているため、他のダニが増殖するということはツメダニを増殖させてしまうことにつながります。
赤ちゃんはツメダニに刺されやすい!
ツメダニは腕の内側や脇の下、おなかや太ももといった「肌の柔らかい部分」を刺したり、夜間に活動したりする習性があります。そのため、大人よりも肌の柔らかい赤ちゃんが被害に遭う可能性があるのです。刺されてもすぐに症状は出ませんが、6〜8時間もすると赤い斑点のようなものが出るなど徐々に腫れはじめ、2日目にピークを迎えます。
ダニに刺されるとどうなる?症状や感染症
ダニは蚊と違い刺されると大きな赤い湿疹が出るほか、いびつな形をしていることから見分けがつきます。また、かゆみから患部をかき壊してしまうと傷からバイ菌が入り「とびひ(伝染性膿痂疹)」という感染症を引き起こしてしまう恐れがあります。万一ダニに刺されてしまったら患部を清潔にし、すぐに皮膚科を受診するなど対応しましょう。
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重要なのは除湿と掃除!ダニを予防しよう
ダニは湿度の高い環境を好むなど、カビが発生しやすい場所とよく似ています。また、ホコリや髪の毛、食べかすも大好物です。そのため、除湿と掃除をこまめに行うことがダニ予防の基本といえます。ここではどのようにダニ対策を行ったらいいのかをみていきましょう。
晴れた日に布団を天日干ししよう!
汗をかきやすい赤ちゃんの布団はしっけやすいため、天気のよい日は布団を天日干しするようにしましょう。天日干しは、風を通して湿気を飛ばすことができます。ただし、乳児期の赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごすことも多いため、布団を干せるタイミングが難しいということもあります。そんなときは布団乾燥機がおすすめです。
カーペットや畳はこまめに掃除を
カーペットやじゅうたんは毛並みに逆らって、畳は目に沿って丁寧に掃除機をかけるとよいでしょう。カーペットやじゅうたんはこまめに天日干しできれば理想的ですが、1日に1回掃除機をかけるだけでも十分ダニ予防になります。また、梅雨入り前にクリーニングへ出したり、丸洗いできるカーペットを購入して定期的に自宅で洗濯したりするとよいでしょう。
お気に入りのぬいぐるみは清潔を保とう!
赤ちゃんがお気に入りの布製のぬいぐるみや毛布はありませんか?口に入れてみたり、寝るときに握っていたりと、手入れをせずに過ごしていれば購入した当初と比べるとかなり汚れている可能性が高いといえるでしょう。こうしてホコリやゴミが付着したり、赤ちゃんの唾液がついたりしたままではダニが増殖する原因となるので、定期的な洗濯と天日干しをするようにしましょう。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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