皆さんが子どもの頃、自分の部屋を持ったのはいつ頃でしたか?子ども部屋で過ごした時間にはたくさんの思い出がありますよね。今度は自分が親の立場やプレパパ、プレママとなったときに、わが子に子ども部屋をいつから与えようかと悩むことがあるのではないでしょうか。そこで今回は、子ども部屋を持たせる適齢期について考えてみたいと思います。
現状:皆は子ども部屋を持っているの?
一体どれくらいの割合の子どもが子ども部屋を持っていて、子ども部屋はどのように使われているのでしょうか。また、子どもの年齢によって違いはあるのでしょうか。いくつかの調査データがあるので順にみていきましょう。
小学校1・2年生の子ども部屋所有率は7割以上!
京都女子大学/積水ハウス総合住宅研究所共同研究によると、小学校1・2年生で子ども部屋(個室または兄弟と一緒の子ども部屋)を持っているのは約80%弱、ベネッセが実施したアンケート調査でも70%以上という数値が出ています。意外と高い割合で驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。一方で、まだ子どもが部屋をほしがらなかったり、家族の時間を大切にしたいと思ったりすることを理由に、子ども部屋を与えていない家庭もあるようです。
子ども部屋で過ごす時間が増えたのはいつ頃?
それでは、子どもが主に自分の部屋で過ごすようになるのはいつ頃なのでしょうか。前述の調査結果によると、小学校6年生または中学校1年生の頃から子ども部屋で過ごす時間が増加しているようです。今までリビング等で家族と一緒に過ごす時間が長かったのが、だんだん自分の部屋で過ごす時間を大切にするようになっていくという変化がみられます。受験勉強や思春期に入ることが関係しているのかもしれませんね。
子ども部屋ではどんなことをしているの?
子どもが自分の部屋にいるとき、何をしているのでしょうか?とても気になりますよね。ベネッセが実施したアンケート調査によると、睡眠を除くと「勉強」と「読書・雑誌や漫画を読む」が多く半数以上を占めています。勉強に関しては、成長・発達段階によってはリビングで勉強しているという回答も多く、年齢や目的によって部屋を使い分けていることがわかります。
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子ども部屋を与えるメリットとデメリット
子ども部屋を持つということは、子どもにとっても親にとってもひとつの成長過程となり得ます。そのため、子ども部屋を与えることで当然メリットもデメリットも出てくると思います。子ども部屋を与えるメリット、デメリットにはそれぞれどんなことが考えられるのでしょうか。
子ども部屋を与えることで自立を促す
子ども部屋を与えるメリットとして、自立を促すきっかけとなるということが考えられます。自分の部屋を持ち、管理する習慣をつけることで個人としての意識が芽生え、掃除やものの整理整頓等、生活面での自立を促すことができるのではないでしょうか。また、一人で物事に集中して取り組んだり、一人になって落ち着いて考えたりできるため精神面での自立にもつながります。
子どもが自分に自信を持つきっかけに
子どもにとって、子ども部屋の管理を任されるということは整理整頓等難しい面もありますが、親に認められたような気がしてうれしい面もあるでしょう。リビングの一角の小さなスペースを任されるだけでも喜びになるものです。最初から大きな責任を持たせるのではなく、小さなことから少しずつ責任を持たせることの積み重ねで、子どもが自分に自信を持つきっかけになるのです。
子どもに目が届かなくなるのは心配という声も
一方で、子どもに目が届かなくなるのは心配ですよね。もしかしたら際限なく遊んでしまったり、閉じこもりのきっかけになってしまったり、家族のふれあいが減ってしまったらどうしよう!そう思うこともあるかもしれません。子ども部屋を与えるときにはルールを決めたり、鍵をつけないようにしたり、リビングを通って子ども部屋へ行くような造りにしたり、何らかの工夫をすると良いでしょう。
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1歳6ヶ月にして早くもイヤイヤ期に突入した息子を育てるママです。現在第2子妊活中、不妊治療頑張っています!
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