ベビーベッドで窒息事故。消費者庁が注意喚起

ベビーベッドの事故
赤ちゃんを寝かせておくベビーベッドで窒息事故が報告されています。安全のために使用しているベビーベッドで、なぜ事故が起こったのでしょうか。事故の詳細と今後の防止策について解説します。

注意!ベビーベッドの窒息事故

ベビーベッドの布団
2019年11月、消費者庁からベビーベッドの窒息事故に関する注意喚起が行われました。テレビでもニュースとして取り上げられたので、ご覧になった方も多いでしょう。赤ちゃんは運動機能が未発達なので、窒息の危険にさらされても自力で回避することは困難です。類似の事故を防ぐために、どのような状況で事故が起こったのか、知っておきましょう。

消費者庁が2件の事故を報告

消費者庁の報告によると、2019年の6月と9月に2件の事故が確認されています。死亡と重体という大きな事故であり、非常に痛ましい結果です。いずれも1歳未満の赤ちゃんでした。事故が起こったベビーベッドは、よく見かけるタイプのものです。報告書には、「収納扉付床板調整木製ベビーベッド」と書かれています。たたみ一畳分くらいの大きさの、木製の柵で囲われたベッドで、側面の柵を上げ下ろしして赤ちゃんを寝かせます。床板の位置を調節できるようになっていて、床下スペースにはオムツのストックなどを収納できます。

収納扉付床板調整木製ベビーベッドとは?

  1. 木製ベビーベッドの下部に収納部分がある
  2. 収納部分には、扉がついている
  3. 床板の高さを調整できる

収納扉付床板調整木製ベビーベッド

収納扉のロック不備が原因

窒息の原因は、収納扉のロックの不備です。ベッドの下部は、床下にものをしまうために、柵の一部が扉のように手前に開く形になっていました。扉のロックは、左右にあるピンです。ベッド本体に開いた穴に、扉部分から飛び出たピンがはまり、固定されます。ピンは下から上に飛び出るようにバネ式になっています。このバネに押し出されたピンが、しっかりと穴にはまっておらず、何らかの振動で外れ、扉が開いたと考えられています。

通常は、これだけでは事故にはいたりません。しかし、運が悪かったことに、事故にあったご家庭では床板を通常の位置よりも下げて使用していました。そのため、ベビーベッドの枠と床板の間にすき間ができてしまい、そこから赤ちゃんの体が外へ滑り落ちてしまったのです。ところが、赤ちゃんの頭が通り抜けられるほどのすき間ではなかったため、頭がはさまり、口と鼻の部分が布団で圧迫され、窒息にいたったとみられます。

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0歳児の不慮の事故はなぜ起こるのか?

ベッドに立つ
悲しいことですが、0歳児の不慮の事故は年に数十件の割合で発生しています。厚生労働省の調査によると、平成22年から26年までの5年間で、502件の死亡事故が発生しています。この中には、SIDS(乳幼児突然死症候群)による死亡は含まれていません。不慮の事故の中で、もっとも多いのは窒息事故です。

窒息事故の3割が就寝時に起こる

0歳児・不慮の事故死原因のうち、8割が窒息によるものです。中でも、就寝時の窒息事故がもっとも多く、全体の3割を占めています。具体的な数字をあげると、死亡事故件数502件のうち、赤ちゃんが寝ている間の窒息事故は160件にもなります。なぜ窒息にいたったのか、わからない事案が多く、81件は詳細不明のままです。わかっているものの中では、「マットレスなどに顔がうまった」という理由がもっとも多く、33件確認されています。

布団や添い寝も原因に

0歳の赤ちゃんは、まだ思うように動けません。自分の顔に布がかかっても、うまく取り去ることもできない場合があります。起きているときでもそうなのですから、寝ているときはなおさらです。布団が顔にかぶさったり、添い寝している人が気づかずに圧迫してしまったりということも事故の原因になっています。大人用ベッドに寝かせていたところ、ベッドと壁のすき間にはさまってしまったという事故も起こっています。消費者庁が注意喚起したベビーベッドの事故はまれなケースです。どちらかといえば、大人用のベッドや布団で一緒に寝るよりは、ベッドに寝かせた方が赤ちゃんの安全を確保しやすいといえます。

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