ベビーベッドで窒息事故。消費者庁が注意喚起

ベビーベッドの事故防止対策

赤ちゃんを見守る
消費者庁は、ベビーベッドの窒息事故について注意喚起すると同時に、「窒息事故のリスク軽減のためにベビーベッドを推奨する」と述べています。今回、事故が起こったベビーベッドは国が定めた安全基準法をクリアした製品でした。赤ちゃんの思わぬ事故を防ぐには、利用者の安全意識を高めることがもっとも重要です。

収納扉のロックを常に確認する

まずは、ご家庭で利用しているベビーベッドの構造を確認しましょう。消費者庁のホームページで、啓発動画を見ることができますので、わかりにくい方は参照してください。ダミーの人形で実験が行われているので、ショックを受けやすい方は資料画像を参照した方がよいかもしれません。大切なのは、収納扉のロックがきちんとかかっているか常に確認することです。使用した方ならわかりますが、ロックがかかると「カチッ」という手ごたえがあります。ベッドを離れるときは、さらに扉を動かして確認することです。どうしても不安な方は、「床板を定位置から下げない」という対策も有効です。

ベッドに余計なものを置かない

ベビーベッドに寝かせていれば、ベッドと壁のすき間にはさまって窒息するという事態は防げます。しかし、布団が顔にかかったり、異物が鼻と口を覆ったりして窒息することはあり得ます。マットレスを固めのものにすると同時に、布団の質を吟味してください。軽いものであれば、赤ちゃんが自分で払いのけることができます。ただ、あまり軽いものだと動いたときに顔にかかってしまうおそれもあります。月齢によって赤ちゃんの動きや力も変わってきますので、日々の観察をかかさず、調整してあげてください。ベッドに余計なものを置かないことも大切です。お人形やぬいぐるみなど、寝返りの際に顔周辺を圧迫するおそれのあるものは、よけておきましょう。

おわりに

安全基準を満たしている製品であっても、思わぬ事故は起こり得ます。窒息事故の危険を減らすために、いま一度赤ちゃんのベッドや寝具などの就寝環境をチェックしてみましょう。乳幼児突然死症候群の予防のためにも、赤ちゃんをあおむけに寝かせる方法も有効です。目を離していると不安、という方は、ベビーモニターを利用するのもひとつの方法ですよ。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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