小学校の入学説明会でびっくりする人も多い、欠席連絡の方法。学校によっても違いがあります。まだまだ連絡帳で知らせる方法をとっている小学校も多いようです。近所に連絡帳を頼める知り合いがいない、いちいち連絡帳を記入するのは手間など、さまざまな問題点があります。
どうして電話連絡をしてはいけないのかなど、小学校の欠席連絡についてまとめてみました。
入学してびっくり、欠席連絡は連絡帳で!
体調不良などで学校を休む時の欠席連絡の方法は、学校によって違います。しかし、公立の小学校の場合は連絡帳で欠席連絡をしなくてはいけないことも多く、そのアナログな方法にびっくりする保護者も多いのです。なぜ、連絡帳なのでしょうか。
小学校の欠席連絡は連絡帳が主流
欠席連絡に使用する連絡帳には、さまざまな書式があります。大きく分けて保護者と先生がやり取りするためだけのシンプルなものと、さらに子どもが明日の予定や持ち物などを書き込めるものの2種類です。
その連絡帳の通信欄などに、欠席する旨とその理由を書いて、登校する近所のお友だちに学校へ持って行ってもらいます。持って行ってもらうお友だちの名前を新年度の際に届けださなくてはいけない学校も。手間がかかる上に、お友だちに託した連絡帳が紛失する、連絡帳の内容を見られて先生への相談内容が知られてしまうなどの問題が起こる場合もあり、その連絡方法を疑問視する保護者も少なくありません。
欠席したい時、電話連絡がNGな理由
欠席連絡を連絡帳でしなくてはいけない学校は、完全に電話連絡を禁止している学校と、緊急時のみや時間帯を指定して可能にしている学校に分かれます。
電話連絡を受け付けない一番の理由は、先生方が多忙なためです。先生たちは出勤してから始業するまでの時間も、さまざまな業務をしなくてはいけません。もちろん、朝の職員会議もあります。そんな中、欠席連絡の電話対応をしていると、業務の手をとめなくてはいけません。
さらには、電話を受けた先生が担任の先生に欠席連絡を伝え忘れるなどのミスもありえます。そう考えると、先生たちが滞りなく仕事をするために、電話を控えたほうが良さそうな気がしますね。
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小学校へ連絡帳での欠席連絡の流れ
実際に連絡帳で欠席連絡をする場合、どのようにすればよいのでしょうか。近所に知り合いがいない時は不安になりますよね。ここでは、学校によって多少の違いはあると思いますが、提出した連絡帳が戻ってくるまでの流れをご紹介します。
近所に住む同級生を探すことから始まります
集団登校をしている場合は、同じ登校班の子にお願いできます。集団登校ではない学校の場合は近所に同級生がいないか探して、相手の保護者と本人に事前にお願いをしておきます。入学時や新年度に、欠席連絡をしてもらう児童の名前を提出しなくてはいけないこともあり、入学したてで知り合いがいない場合は先生に相談してみると良いかもしれません。
実際に欠席をすることになった場合は、連絡帳を記入し、持って行ってもらう同級生のお家に行ったり、通学路で待ったりして連絡帳を託します。同級生にお願いするのが心苦しい場合は、保護者が学校まで連絡帳を持っていくというご家庭もあるようです。
提出した連絡帳はどうやって戻ってくる?
提出した連絡帳は、放課後同級生がプリントといっしょに持ってきてくれます。学校によっては先生が持ってきてくれる場合や、保護者が直接学校へ取りに行く場合も。コロナ禍で接触を減らさなければいけないということもあり、コロナが原因の欠席ではなかった場合でも、直接やり取りせずに郵便受けなどを利用するように指導している学校もあります。
ただ、プライベートな相談も書かれている連絡帳を放課後も他人に預けるのは不安ですよね。実際に連絡帳を預けた同級生が好奇心から連絡帳を読んでしまったというトラブルもあります。先生への相談を書く普段使い用の連絡帳と欠席連絡専用の連絡帳を使い分けると安心でしょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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