小規模保育園に預ける三つのデメリット
とはいえ、小規模保育園にはデメリットもあります。決めてから「しまった!想定外だ!」と慌てないために、デメリットについても事前に確認しておきましょう。ここでは、一般的にデメリットだと感じられる事柄について三つお伝えしておきましょう。
設備面では大規模園に後れを取る
新しく保育園を建てるとなると、用地の確保や地域住民への説明など、事前の準備が大変です。そこで、既存の施設や比較的小さな空間で開設できる小規模保育園を認可する制度ができたのです。そのため、小規模保育園は設備面においてどうしても大規模園に後れをとってしまいます。ただ、大規模保育園でも0~2歳児は大きい子用の設備を使わないことがほとんどです。プールやホールがないことがデメリットと言えるかどうかは保護者の判断によります。
上の子とは別の園になってしまう
対象年齢が0~2歳児という施設なので、上のお子さんがいる場合は、どうしても預け先が別々になってしまいます。それぞれ送迎の手間を考えると保護者にとってはデメリットになります。システムの違うところに預けるのも、面倒ではありますね。また、対象年齢の幅が狭いので、異年齢の子ども同士のコミュニケーションも少なくなります。身近に自分の将来像であるロールモデルがいない点は、子どもの発達にとっては少し残念です。
少人数のため関係が固定化しがち
子どもにはひとりひとり個性があり、大人と同じように相性というものもあります。少人数制ですと、どうしてもお互いの関係性が固定化しがちです。さまざまなタイプのお友達と触れ合う機会はどうしても少なくなってしまいます。しかし、0~3歳までの間は保護者との愛着形成が重要な時期であり、社会性を身につけるのはもう少し後になってからですので、あまり気にする必要はないとも言えます。
おわりに
小規模保育園のメリット・デメリットを3つずつあげてみました。保育園を選ぶ際の参考にしてください。なるべくなら、子どもにとって過ごしやすい保育環境を整えてあげたいですね。この分野は新規開設も多いので、こまめに情報を集めることをおすすめします。
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