子どもが入院するときに備えておきたいこと
医療費援助を受けられる場合であっても、全くお金を用意しなくていいわけではありません。医療費援助は「現物支給」の場合、窓口での支払いが不要です。現物支給が受けられない場合は、いったん費用を立て替えなければなりません。旅行中に事故に遭い、保険証を取りに戻れない場合などがこれに当たります。また、入院中の身の回り品などをそろえるためのお金も必要です。いざ子どもが入院、となったら多めに現金を用意しておきたいものですね。
領収書は捨てずに保管
前述の通り、自治体によって医療費援助の対象となる項目にバラつきがあります。後で申請すればお金が返ってくる場合もあるため、領収証類は全て保管しておきましょう。
また、医療費援助の対象外であっても、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除とは一家族が年間に支払った医療費が10万円を超える場合にその金額の一部が控除される制度です。病院までの交通費なども対象になるため、領収書類はとにかく保管。また、切符代などはメモに控えておけば、確定申告の際に役立つかもしれません。
その他・子どもの入院時に準備するもの
子どもの入院が決まった場合、お金以外に準備すべきアイテムをご紹介します。
- 衣服
- ティッシュ、ウェットティッシュ
- タオル、布巾、ガーゼ
- シャンプー、リンス、ボディーソープ
- 歯ブラシ
- 室内用の靴
- おもちゃ
- (乳幼児の場合)ミルク、オムツ、マグなどのベビーグッズ
その他にも、ママが病院に泊まる場合は自分用の着替えや衛生用品も忘れないようにしましょう。特に、他の家族に連絡を取るためにも、携帯電話・スマートフォンの充電器は必携です。
おわりに
ただでさえ不安な子どもの入院。お金のことは心配せず、看病に専念したいですよね。ぜひこれを機に、お住まいの自治体のホームページなどで情報収集してみてください。既に見た、という人も改定情報は随時チェックしましょう。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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