優しい子に育てるために家庭でできること
優しい子に育てるためには親の配慮だけでなく、家庭を巻き込んでできることもあります。そこで、家庭でできることを三つまとめました。家族みんなで優しい子を育てれば、いつまでも平和で仲の良い家庭になるでしょう。
日頃から子どもにお手伝いをさせる
ある程度大きくなったら、子どもにお手伝いをさせてみましょう。まだ小さいうちはお花に水をやる、テーブルを拭くなど簡単なことでもOKです。お手伝いは、いわば人の役に立つことですから、小さいうちからお手伝いをすることで人の役に立つことをすることが身につき、優しい子に育っていきます。また、お手伝いをしてくれたら「ありがとう」と家族が感謝の気持ちを口にするのもポイントです。
失敗しても励まして立ち直らせる
誰でも生きていたら、失敗することはあります。もし子どもが何かに失敗したら、家族がしっかり励ましてあげましょう。例えば、そろばんや英語で試験に挑戦したけれど落ちてしまったときは、「頑張ったことは無駄にならないよ」「よく挑戦したね」と声をかけてあげましょう。辛いときに周りから励ましたもらうことで、優しくされることの喜びを感じ、もし自分が困っている子を見かけたら励ましてあげようという気持ちになれます。
コミュニケーションの機会を多く作る
優しい子に育てるためには、コミュニケーションが必要です。いろいろな人と接することで他人の気持ちが理解できるようになり、状況に応じて適切に振る舞えるようになります。家族が積極的に子どもとコミュニケーションをとるのはもちろんのこと、他の家族と会う機会を作ったり、イベントに出掛けたりと、家族以外の人とも接する機会を作ってあげましょう。他人の中でもまれることで、多くのことを学べるはずです。
おわりに
優しい子に育てると友達がたくさんできたり、親も手間がかからなかったりといろいろなメリットがあります。優しい子になるかどうかは、元々の性格によるところも大きいですが、親や周りが働きかけることで、他人に優しくする力をつけることも可能です。ぜひ、今回ご紹介した方法を使って、優しくて思いやりのある子どもを育ててくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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