【保育監修】子どもの愛情不足がわかる六つのサインって?重要なのはスキンシップ!

保育記事監修者プロフィール:伊藤 先生のイラスト 伊藤美緒先生

保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。

3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。

生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/


愛情不足のサイン

子育てをしているとせわしなく毎日が過ぎていきますよね。特に共働きの家庭では、子どもと一緒に過ごす時間も限られてしまいがち。そんな状態の中で、子どもに十分な愛情をかけてあげられているのか不安に思うママも多いのではないでしょうか?愛情不足を感じている子どもは、実はさまざまなサインを出しています。どのようなしぐさや行動が愛情不足のサインなのでしょうか?

子どもが発する、初歩的な愛情不足のサイン

先生に甘える
子どもは困った時や親に助けてもらいたい時、SOSを本能的に出すようです。親から十分な愛情を与えられず、精神のバランスがうまくとれないような時にも、子どもはSOSを発しています。親として常に注意し、子どもの様子を観察していたいものです。

親への甘えが強すぎる・親以外の大人に甘える

子どもはみんな親に甘えたいもの。ただ甘えているだけなら心配することはありません。しかしあまりにも甘えが強すぎるのは、子どもが愛情を要求している証拠です。またパパやママに何らかの理由で甘えられない子は、他の大人に甘えようとします。自分の甘えに応えてもらうことで愛情を確かめている場合があるので、親の愛情不足を他の大人に補ってもらっていると考えられています。

人のものを隠し、わざと困らせる

寂しさやかなしさを言葉でうまく親に伝えることは、いくらおしゃべりが上手な子でも難しいもの。ダメなことだと知っていながら人のものを隠したりして、「こっちを見て!」という気持ちをわかってもらおうとする子どもがいます。パパやママに、もっと構ってもらいたい、自分のことを見てもらいたいという気持ちの表れだといわれています。

何度も繰り返しうそをつくようになる

誰でもいいから構ってほしくて、みんなの興味をそそるような話を適当につくり、周りの人に話してしまうような子もいます。1回でも注目を集めてしまったら気分が良くなるため、繰り返しうそをつくように。そのうち、どれがうそで何が本当なのか自分でもわからなくなってしまい、うそに対しての感覚がマヒしていってしまうことになります。

合わせて読みたい

世の中のパパ必見!赤ちゃんとの上手なスキンシップの取り方
世の中のパパ必見!赤ちゃんとの上手なスキンシップの取り方
待ちに待ったわが子の誕生。妻の妊娠をハラハラドキドキ見守り、赤ちゃんとの生活を想像し準備をしてきたつもりが、実際にわが子を目の前にし...

子どもが発する、要注意な愛情不足のサイン

口数が減る
愛情不足の程度によって、子どもが出すサインの内容は変わっていくようです。子どもは意外なところで愛情不足を感じている場合があります。一般的な愛情不足のサインからもう少し進んだ、慎重に対処する必要のある深刻なサインとはいったいどんなものなのでしょうか?

無意識でするクセが出るようになる

愛情不足によって強い不安やストレスを感じると、「指をしゃぶる」「爪やくちびるをかむ」「髪の毛を抜く」といったクセが出てくるようになります。意識してやっている訳ではないので、注意しても止められません。特に爪をかむことと髪を抜くことは自傷行為とされ、とても強い愛情不足を子どもが感じている場合があり、注意が必要です。

無表情になり感情を表さなくなる

子どもは喜怒哀楽が激しいもの。感情をそのまま表情に出しますが、中には個性として表情があまり変わらない子もいます。しかし、もともと表情が豊かだった子どもが、あまり笑わなくなった、泣かなくなった、と感じるようになったら要注意です。とても深刻な愛情不足かもしれません。生まれた頃から構ってもらえず、感情を出すことを諦めてしまっている可能性があります。

色を使わずに黒い絵を描くようになる

子どもに絵を描かせると、その時その時の精神状態がよくわかるといいます。本来であれば、子どもはたくさんの色を使ってさまざまなものを描こうとするのですが、不安やストレスを心に抱えている子どもは、色の選択肢があるにもかかわらず色を使わずに絵を描くことがあります。色があるようなものでも黒で塗りつぶすなどの様子が見られたら、かなり注意が必要です。

合わせて読みたい

赤ちゃんとのスキンシップに最適なベビーヨガってなに?
赤ちゃんとのスキンシップに最適なベビーヨガってなに?
「子どもが生まれたら、子どもと一緒にできるスポーツをしたい」「子どもと一緒に軽く身体を動かしたい」「スキンシップやコミュニケーションの一...

この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。

アプリで
たまGoo! がもっと便利に

iPhone,AndroidのアプリでたまGoo!が便利に。

たまGoo!が便利なアプリになりました。
ちょっとした時間にチェック、電車の中でもサクサク快適。
たまGoo!をより近くに感じてください!

トップへ戻る