最近、芸能人の子どもが留学しているという話題が多くなったように思いませんか?高校生や大学生だけでなく、中学生で留学している子も。思春期真っただ中の中学生が親元を離れて海外で生活するのは不安がありますが、海外生活を体験できるのは魅力的ですよね。
ここでは、中学生の留学のメリットとデメリット、留学方法の種類、さらに人気の留学先や費用についてまとめてみました。
中学生の留学のメリットとデメリット
まだ子どもらしさの残る中学生が留学するのは、心配や不安がいっぱいです。留学には、中学生だからこそのメリットもデメリットもたくさん。本人の個性や発達、そして何よりやる気があるかどうかなど子どもの気持ちを大切に、留学するかどうかを考えてあげましょう。
メリットは英語力と人間力が身につくこと
海外への留学の最大のメリットは、英語力が身につくこと。大学生の留学では、IELTSなどの英語の試験で必要なスコアもありますが、中学生からの留学の場合、英語が堪能ではなくても問題がないカリキュラムが組まれているプランも多く、現地で英会話の能力が鍛えられます。
そして、中学生での留学は、日本の教育システムに染まる前に海外の学校を体験できるので、必然的にグローバルな感覚が身につくことが期待できます。広い視野で物事を見定められる人間力を磨いて帰ってきてくれるとうれしいですね。
デメリットは費用と子どもの精神的な負担
これは中学生だけではないのですが、やはり留学をするには費用が必要です。学費のほか、宿泊、生活費や交通費、通信費などもかかります。また、イギリスなどでは未成年者の正規留学には、保護者代わりの後見人「ガーディアン」がいなければいけません。そのガーディアン費もかかります。
さらに、費用面だけでなく、多感な思春期に留学することは精神的な成長を促す反面、心に大きな負担を強いてしまうことも。短期留学ならともかく、子どもの個性や発達によっては中学生での正規留学は慎重に考えなければいけませんね。
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中学生の留学には短期留学と長期留学がある
中学生の留学には、現地の学校の卒業を目指す長期間の「正規留学」のほか、夏休みなどの長期休暇を利用した「短期留学」、日本の学校に籍を残したまま半年から1年間ほど外国の学校に通う「交換留学」などさまざまな形があります。
サマースクールなど短期留学は気軽にできる
手軽に留学を体験するのにぴったりなのは短期留学。「サマースクール」など、夏休みや冬休み、春休みの長期休暇を利用したさまざまなプランがあります。また、子どもたちの短期留学にはバレエや音楽、スポーツなどの実力アップのためのものも。
在籍している学校に「交換留学」制度がある場合は、半年以上の長期の留学も日本の学校に籍を残したまま行えます。この場合、現地の学校への学費が必要ないので、費用も抑えられます。
さらに、子どもだけでの留学が心配な場合は、親も同行できる「親子留学」も魅力的ですね。
現地で学校を卒業する正規留学も
外国の学校を卒業できる「正規留学」もあります。将来的に海外の大学へ進学を希望している場合や、国内の大学の帰国子女枠での進学を目指しているお子さまにぴったりの留学方法です。ほかの留学方法でもそうですが、正規留学の場合は、さらに念入りな準備が必要です。留学を希望する国や学校の選定はもちろん、信頼できる留学エージェントを探さなければいけません。
また、いきなり正規留学をするのではなく、小学生時代からサマースクールなどの短期留学を何度か経験しておくと安心です。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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