別居と別居婚では何が違うの?と疑問を持つ方も多いはず。この二つの違いは「婚姻を継続する意思があるかどうか」です。今、さまざまな結婚の形が求められています。中でも別居婚に賛成な女性は意外と多いのです。
今回は、多くの女性が別居婚を検討する理由やメリット、デメリットについて詳しくご紹介します。
別居婚にしたい!その理由は何?
2017年に行われた婚活者の声を反映する『婚活総研』の調査では、結婚後に別居婚などの自由な形に関する意識調査を実施。結果をみても分かるように、男性の賛成はわずか10%に対し、女性は35%もの人が賛成の意見を示しています。
この結果をみると、結婚生活で女性にのしかかる負担の大きさが反映されているようにも感じます。実際に別居婚をしている人たちは、どういった理由から婚姻の形を選んだのかをみていきましょう。
多種多様なライフスタイルにフィットできる
結婚も恋愛もさまざまなスタイルができ、昔よりは人目を気にせず自分たちのライフスタイルに合った形を選べるようになりました。別居婚を選ぶ人の中には、互いに「個」を尊重する人もいれば、若年者で経済力が足りずに互いの実家で生活をしながら婚姻関係を立てる方もいます。
中には仕事で活躍する男女が、結婚=退職という価値観を持たないことも。結婚したら一緒に住むという考え方も当たり前としない人たちもいます。
このように多種多様なライフスタイルに柔軟に対応できる、新しい結婚の形として別居婚を選ぶ人がいます。形にこだわらず互いを尊重し合うスタイルです。定年間際の夫婦の間では、卒婚と呼ばれています。
子どもに配慮した結婚の形でもある
別居婚は何も夫婦間の間で取り決められるものではありません。再婚をするとき、すでにどちらかに子どもがいる場合でも別居婚を選択することがあります。まだ子どもが小さい間なら同居を選択することもアリですが、すでに子どもが思春期に入り多感な時期には別居婚で様子をみることもあるでしょう。子どもの意見も尊重しながらベストな夫婦の形をとることにも、別居婚は最適です。ただし結婚を待てるなら、特に別居婚を選択しなくてもいいという意見もあります。
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別居婚の豊富なメリットをチェック!
実際に別居婚をすると、普通の結婚生活とどんな違いがあるのでしょうか。別居婚は「自由に行動したい」という気持ちと「でも一人は寂しいから家族は持ちたい」という気持ちをかなえたぜいたくな形。まずは、別居婚にどんなメリットがあるのかみていきます。
家族なのに恋愛気分も長続きする
結婚して一緒に住むようになると、今まで見えなかった相手の生活感や価値観、習慣が分かってきます。特に自由やこだわりの強い人との生活は、自分との多くの違いがストレスになってしまい、互いに苦しい状況になることも。別居婚なら今まで通り、恋人気分を味わいながら過ごせます。近くにいるより相手を思うこともできるし、何より自由で、いつまでも新鮮な関係を継続できると考えられます。別居婚を選ぶなら、結婚前にその期間や最低限の決めごとを話し合っておくことが大切です。
自立した者同士になれる
結婚をして支え合うというと聞こえはいいのですが、実際は面倒なことを押し付け合ってけんかする夫婦も少なくありません。一人ならだれも頼らずにやってきたのに、結婚して頼りになる相手ができると一気に気が抜けてしまう人も多いです。別居婚は、互いが頼りすぎずに自立した生活ができる形でもあります。仕事が忙しくて家庭をかえりみることができなくても、文句を言われることもありません。仕事や趣味に集中したい夫婦には最適な形なのかも。
自分の時間を生きることができる
別居婚のメリットは、恋愛から結婚に変わっても生活が変化しないことです。自分のペースで自分がすきなことができます。結婚生活で相手のために時間を割くようになると、自分の時間が確保できなくなることもありますが、別居婚では余計な気遣いが不要です。うるさく言われることもないので、けんかも嫌な雰囲気もありません。逆に会わない分、会える日にゆっくり深く話し合えます。自分のペースを崩さずに生活できるので、頑張りすぎないナチュラルな生活を継続しやすいです。
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農機・農業資材商社で秘書・営業事務として働いてきた『自然を愛する』ライター。
各地のウォーキング大会への参加やカフェ巡りをするのが趣味。穏やか暮らしに憧れて、栃木・那須に移住したアラフォーです。
中学生年子の男女を育てるシングルマザー。栄養士・調理師の資格を持ち、趣味の料理も楽しんでいます。
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