男の子に人気の習い事に、サッカーがあります。小さいころから始められるスポーツとして、女の子の参加も増えてきました。「習わせてみようかな」と考えている方のために、始める時期、親の負担、月謝の額など、サッカーの習い事にまつわる疑問にお答えします。
サッカーの習い事 いつから始める?
サッカーは、ボールひとつあれば始められるスポーツ。基本のルールは「手を使わずにボールをゴールへ入れること」というシンプルなものです。もちろん、レベルが上がるにつれて複雑な戦略や高度なプレイが必要とされますが、はじめの一歩が踏み出しやすいスポーツだと言えます。そのため、就学前から習い始めるというケースが一般的です。
3~6歳の未就学児もOK
少子化が進む現在、スポーツ界において、競技人口の裾野を広げることは最重要課題です。幼いころから親しむことで、将来有望な選手として活躍したり、その競技を応援するサポーターになったりする可能性が高くなるからです。Jリーグやワールドカップで盛り上がるようになったサッカーも、事情は同じ。そのため、小学校入学前から習い事として機会を提供している団体が数多くあります。放課後の習い事として幼稚園の園庭を利用してスクールを開設している場合などは、参加しやすいですね。未就学児の場合は、ボールに親しむことを中心に、サッカーの楽しさを体感できるようなプログラムが用意されています。幼稚園の年中さん年長さんにあたる5~6歳の子どもなら、ルールを理解し、集団でプレイすることを楽しめます。
次のチャンスは小学校入学時
小学校入学を機にサッカーを習い始めたという子も大勢います。小学校に入ると、地元のスポーツ少年団に参加できるようになるからです。いわゆる「スポ小」と呼ばれる団体で、野球やサッカー、バスケットボールなどがあります。月謝も比較的少額で、練習場所が学校の校庭だったりするので通いやすく、入学をきっかけに習い始めたというケースが多いようです。年上の兄弟がいるお家からの情報や、仲の良いお友達から誘われて子どもがやりたいと言い出すこともあります。小学生になると自立心や運動能力がぐんとアップする子が多いの
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親の負担はどのくらい?
子どもの習い事に親の協力を欠かすことはできません。習い事への送り迎え、スケジュール管理、道具の手入れ、お弁当作りなど、まだまだひとりではできないことが多いので、全面的なバックアップが必要だと考えてください。ただ、習う場所によって負担の大きさも違ってきます。スクール系、スポーツ少年団系では、親の負担度がどのくらい違うのか検証してみましょう。
スクール系はほとんどノータッチ
専属のコーチがサッカーを教えてくれるスクール系は、親の負担はほぼありません。現地への送り迎えが主な仕事で、そのほかはノータッチだというところが多いです。そのかわり、多少月謝が高いところもありますが、月5000円~8000円が相場となっています。スクール系のメリットは、より専門的な指導が受けられること。「厳しいのでは?」と心配な方は、一度練習を見学に行きましょう。特に低学年の子どもたちにどのような理念でコーチングをしているか、しっかり質問してください。親の介入ができない分、指導者との相性は重要。子どもが楽しく習い事を続けられるかどうかに関係してきます。
スポーツ少年団は親の協力が不可欠
地元の大学生や元団員のお父さんたちがボランティアでコーチをしていることが多いスポーツ少年団は、親の負担は大です。運営も父母会を中心に行われていて、役員の割り当てもありますし、お茶当番や荷物運搬の当番がある団体が多いです。そのかわり月謝は比較的安く、月2000円~4000円が相場です。地元の小学校や公園、公営グラウンドを練習場にしている団体がほとんどで、練習に通いやすいのがメリット。同じ学校のお友達が増え、子どもも楽しく続けられます。親同士の人間関係が面倒という声もありますが、基本的には、当番をしっかり果たせば問題はありません。「できる範囲で協力します」というスタンスでOKです。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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