栄養価が高く、消化もよいおかゆ。子どもが大人と同じごはんを食べる前の離乳食として、もっとも使われている料理です。ひとことでおかゆといっても、月齢によって水分とお米の量の割合などを変更する必要があります。ここでは、そもそものおかゆの基本から、どの月齢でどのようなおかゆがよいかということや、簡単なレシピまでご紹介します。
知っておきたいおかゆの基礎知識
おかゆは、離乳食の基本ともいわれ、多くのお母さんが初めての離乳食としておかゆを選びます。実はそれには、きちんとした理由があります。ここでは、そんなおかゆの知っておきたい基礎知識についてご紹介します。
おかゆは、昔から食べられていた基本食
おかゆは昔から食べられていた食事です。基本、米などの穀類を、多めの水とともに炊きあげて作ります。
おかゆの特徴としては、消化吸収がよいことです。そのため、おなかをこわしたり、風邪気味で食欲がなかったりする場合に昔から食べられてきました。
おかゆのもう一つの特徴がでんぷんなどをよく含み、比較的栄養価があることです。昔は、おかゆの上澄み液(重湯)を母乳の代わりにしていることもあったぐらいです。今でも、離乳食の準備期に飲ませる場合もあります。このように消化吸収がよく、比較的栄養価があることから、おかゆは離乳食に最適な食事といえます。
離乳食としておかゆを作るときのポイント
では、離乳食としておかゆを作るときのポイントを見ていきましょう。
おかゆを離乳食にするときには、月齢により使う水の量を変える必要があります。目安として、離乳食のスタート時は、水分が比較的多い10倍がゆを作ります。その後、おおよそ2カ月ごとに、7倍がゆ、5倍がゆ、軟飯と水の量を減らしていきます。
また、おかゆは一度に多くの量を作ることができる料理です。離乳食期は、食事作り以外にも多くの家事をこなす必要があるので、一度にたくさん作り、1食分ずつ小分けにして冷凍保存しておくと便利です。
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基本的な離乳食「おかゆの作り方」
おかゆはいろいろな食材を加えて、アレンジすることが可能な料理です。しかし、そのためには、離乳食としての基本「おかゆの作り方」をマスターする必要があります。ここでは、おかゆの基本的な作り方として、白米から作る方法とごはんから作る方法をご紹介します。
月齢 | 固さ | イメージ |
5~6カ月 | なめらかにすりつぶした程度 | ヨーグルト |
7~8カ月 | 舌でつぶせる程度 | お豆腐 |
9~11カ月 | 歯ぐきでつぶせる程度 | バナナ |
12~18カ月 | 歯ぐきでかめる程度 | ゆで卵の白身 |
離乳食のおかゆをお米から作る方法
白米からおかゆを作る方法です。材料は米と水です。作るおかゆのうすさによって水の量が違います。
材料
作り方
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離乳食のおかゆをごはんから作る方法
炊いたごはんからおかゆを作る方法です。材料はごはんと水です。作るおかゆのうすさによってごはんや水の量が違います。
材料
作り方
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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