保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
子どもの幼稚園面接では、母親の服装も見られています。子どもが主役とはいえ、母親も短い面接のなかで服装や髪型についての印象を与える重要な時間になります。先生にはなるべくよい印象を持ってもらいたいので、気をぬくことはできません。そこで、面接時の母親の基本的な服装と、おすすめのコーディネートアイテムについてまとめました。
幼稚園面接の基本ファッション
幼稚園面接の基本の服装は、各幼稚園のカラーによって違ってきます。ほぼ全員入園できる地域の幼稚園なら、あまりかしこまった服装ではなく、きれいめカジュアルの方がよい場合もあります。ただし、有名私立や名門の公立幼稚園ではフォーマルが基本です。
お受験幼稚園はスーツが基本
いわゆるお受験幼稚園の面接は、スーツが基本です。インナーの必要がないワンピースに、ジャケットを羽織るツーピーススーツが主体になります。子どもと一緒に過ごすので、お世話をしたりかがんだりすることがありますから、身体にピッタリしすぎず、シワになりにくい素材を選んでください。スーツの定番カラーは、濃紺です。ブラックフォーマルやグレーのスーツは周囲から浮いてしまう恐れがありますので、気を付けてください。動きやすい服装を、と考えるとパンツスーツ?とも思いますが、印象がカジュアルになりがちです。やはりフォーマルで上品なイメージのツーピースをおすすめします。
他のポイント
- ストッキング:ベージュ
- スカート丈:椅子に座ったときに短くならないように
- 胸元:開きすぎないデザイン
- スーツ素材:シワになりにくいウール
- コート:トレンチコートか落ち着いたウールのコートが◎
靴とバッグは黒でそろえる
面接会場に行くまでに履く靴は、ローヒール(3cm~7cm)のパンプスがよいでしょう。色は黒でエナメルのように、光らないものを選んでください。スーツに合わせたおとなしめのデザインで歩きやすいものにします。バッグは、冠婚葬祭に使える、小ぶりな黒のバッグが基本です。持参するスリッパや子どもの荷物は、サブバッグを持っていき対応します。ブランドのロゴが大きく入ったデザインのバッグは避けた方が無難です。
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幼稚園面接でのおすすめのアイテム
基本のスーツと靴以外で気を配りたいのが、こまごまとした持ち物です。使いやすく、フォーマルな服装に合わせてもおかしくない品質のものを用意しておくとよいでしょう。入園面接におすすめのアイテムをご紹介します。
室内用ヒールアップスリッパ
面接は室内でおこなわれますから、幼稚園に着いたら室内履きに履き替える必要があります。このときおすすめしたいのが、室内用のヒールアップスリッパです。3~4センチほどの低めのヒールが付いていて、足がきれいに見えます。フォーマルな室内履きは、つま先が見えないデザインのものとされています。飾りのないシンプルなものや、リボンの装飾が付いたものが一般的です。シンプルタイプをパパとおそろいで持っておくとよいでしょう。男性でも、ヒールがある方がズボンの裾をひきずらないですみます。2000~3000円の価格で手に入ります。
靴などいれる袋はスーパーのビニール袋を代用する人が多いですがガサガサ音がするのでスマートではありません。ちゃんとしたナイロン製靴袋を用意しておきましょう。
子ども、ママ、パパの最低三袋は必要になってきます。使用していないときは小さく折りたためる巾着タイプがおすすめです。
マチ付きサブバッグ
子どもやパパと一緒に面接するとなると、持ち物の量も増えてしまいます。ハンドバッグに入りきらない荷物は、サブバッグで持ち歩きましょう。スリッパや必要な書類などを入れておくのに便利なA4以上の大きさがおすすめです。マチがあり、自立するタイプを選んでください。床に置いてもクタッとならず、スッキリ見えます。縦型・横型はどちらでもOK。色は黒で、汚れの落ちやすいポリエステル製のものが定番です。予算は、3000~6000円が一般的です。
清潔感のある白いハンカチ
子どもが小さいと、タオルハンカチを持ち歩く頻度が高くなります。タオルハンカチはどうしてもカジュアルになってしまいます。そのためハンドバッグに入れておくのは清潔感のある白いハンカチにしましょう。服装がフォーマルなときは小物もアクセサリーもすべてフォーマルな印象のものにしておくことが好印象の秘訣(ひけつ)です。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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