朝目覚めたら、布団がおねしょで濡れている…こんな体験、子持ちママなら一度はありますよね。小さな子どもにはありがちなことですが、汚れてしまった布団の後始末は大変です。おねしょ布団はきちんと洗っておかなければ、臭いが染みつき、カビが生える恐れもあります!正しい洗い方を知って、しっかり汚れを落としましょう。今回は、おねしょ布団の取り扱い方法や、おねしょ対策にそろえておきたいアイテムをご紹介します!
おむつが外れたら「おねしょ」連発!?
トイレトレーニングが始まり、夜のおむつをやめたとたん始まるのが「おねしょ」です。子どもが小さいうちは、夜寝ている間におしっこをしてしまい、布団をぬらしてしまうことがありますよね。子どものおねしょは、多くのご家庭に共通するお悩みです。
どこの家庭でもあるある!おねしょの話
子どもが2歳~3歳になると、トイレトレーニングを始めるご家庭が多いことでしょう。おむつが外れかけの時期、あるいは、トイレトレーニングが終了した後も、おねしょをしてしまう子が少なくありません。
排せつ機能が未熟な乳幼児の場合、ぼうこうに長時間おしっこをためておくことができません。「おねしょ」という言葉は医学用語ではありませんが、一般的に0歳~5歳の子が寝ている間に失禁してしまうことを指します。
6歳以上で頻繁におねしょがある場合は「夜尿症」にあてはまる可能性があり、治療が必要なケースもあります。ただし、おねしょ・おもらしは多くの子が経験することです。「いつになったら、おねしょがなくなるの!?」と思ってしまうかもしれませんが、おねしょ(夜尿)がなくなる時期には個人差があります。子どもを叱ったりせず、根気よく見守ることが大切です。
おねしょ布団はなぜ臭い?放置は危険!
子どものおねしょ問題、ママとしてはおおらかに見守ってあげたいものですが、現実的な問題として汚れた布団の始末が大変ですよね。おしっこにはアンモニアが含まれており、これが臭いのもととされています。アンモニアの濃度はその日の体調や食べたものによっても変化し、ニンニクやニラ、チーズなどは尿のアンモニア濃度を高める食品として知られています。
おしっこは、排せつした直後はさほど臭いませんが、時間の経過とともに刺激臭を発します。汚れたおねしょ布団を放置すると、アンモニア臭が染みついたり、雑菌やカビが繁殖したりする危険性があります。夜寝ている間に処理することは難しいでしょうが、朝起きたらできるだけ早くに洗いましょう。
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おねしょをした布団の洗い方
大切な布団に子どもがおねしょをしてしまったら…早い段階で・しっかり汚れを落とすことが肝心です。しかし、自己流ではかえって汚れを広げてしまう恐れもあります。おねしょ布団の正しい洗い方を押さえておきましょう。
重曹とクエン酸の合わせ技できれいに!
家庭の洗濯機には入りきらない布団も、重曹とクエン酸があればほとんどの汚れを落とすことができますよ。
準備するもの
おねしょ布団の洗い方手順
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上記は和式の布団・洋式のマットレス共通の洗い方です。最初に汚れを擦って広げてしまわないよう、くれぐれも注意しましょう。
なお、使用している寝具の形状・素材によって取り扱いが異なる場合もあるため、洗濯表示を確認しておいてくださいね。不明な点がある場合は、メーカーや販売店に問い合わせることをおすすめします。
汚れ残りを左右するのは!吸水・乾燥
尿の成分のほとんどは水です。おねしょ布団の取り扱いは、尿の水分への対処が重要です。第一のポイントは洗う前にしっかり乾いた雑巾で吸水すること。マイクロファイバーなど吸水性の高い雑巾や未使用のおしめを使う方法もおすすめです。
2番目のポイントは、洗った後の布団を徹底的に乾燥させることです。湿り気を残したままでは、雑菌・カビが増えてしまうかもしれません。和式の布団は物干しざおにかけて、半日以上天日干ししましょう。マットレスの場合も、壁に立てかけるなどして空気を通すようにしてくださいね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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