妊婦生活もいよいよ大づめ。赤ちゃんとの対面の日を楽しみにしつつも、その日が来る前に、美容室へ行ってヘアカットやカラーをしておきたいと思うプレママは多いのではないでしょうか。しかし、気になるのは体への負担。ここでは、出産前に美容室へ行っても大丈夫なのか、もし行くならば、いつごろまでに行くのがよいのか、ということについてみていきましょう。
美容室へ行くのであれば負担の少ない時期に
妊婦になると、順調な妊娠経過を送るために、控えるよう指導される物事がたくさんあります。しかし、妊娠中に美容室に行くこと自体は、特に制限されることはありません。では、妊娠中にヘアカットやカラーをする場合、体への負担を少なく済ませるにはいつごろに行くのがよいのでしょうか。
基本的には可能、ただし「体調優先」で
産前に美容室へ行くなら、いつまでに行くのがよいか。実は、これに対する明確な基準はありません。臨月であっても、基本的には可能です。ただし、それはあくまでも経過が順調で体調がよければ、の話。平常時でも施術が長時間になると体がつらくなることがあるくらいです。妊婦は平常時よりも刺激を受けやすく体調にも影響が出やすいため、カットやカラーなどをしに行くのであれば、美容室での施術が過度の負担とならないよう時期を選ぶことも大切です。
比較的体調が安定しやすい妊娠中期がベター
時期でいうと、美容室に行くのにもっともおすすめなのは、妊娠中期。この時期には、妊娠初期にみられるつわりの症状も軽減し、比較的体調も落ち着いてきます。薬剤やシャンプーなどを使っていることもあり、美容室には独特のニオイが伴うことが多いもの。通常の状態であっても気になることがあるくらいです。まして、つわりの症状が強い時期に美容室へ行ったら、パーマ液やカラー剤、シャンプーなどさまざまなニオイに影響を受けて、気持ちが悪くなってしまうことも懸念されます。体への負担を少なく済ませることを考えると、比較的体調が安定する妊娠中期の間に行くのがおすすめです。
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妊娠後期や臨月に入ったら美容室はNG?
では、妊娠後期に入ったら美容室へ行くのは避けた方がよいのでしょうか。結論からいうと「体調しだい」。妊娠後期や出産前であっても、体調がよいときに施術も長くならないようにすれば、特に支障がないことも多いようです。ただし、仰臥(ぎょうが)位低血圧症候群など、いくつか気をつけたいことがあります。
おなかが大きくなると長時間の施術が負担に
妊婦にとって、ニオイと共に体調への影響が懸念されるのが、長時間同じ姿勢をとること。カットだけでも30分前後を要することがあります。カラーやパーマ、縮毛矯正なども加わると、ほぼ半日近く座った姿勢のままでいることになりかねません。さらに、妊娠後期に入りおなかの赤ちゃんが大きくなってくると、シャンプー台であおむけの状態になるのが苦しく感じたり、気持ちが悪くなってしまったりすることもあります。あおむけ寝の姿勢は仰臥(ぎょうが)位低血圧症候群につながることがあるため、注意が必要です。
行くならば短時間で済むよう、カットのみで
妊娠後期に入ってから美容室に行くのであれば、体への負担を少なくするために、長時間の施術を受けるのは避けるようにしましょう。短い時間で済むように、できればヘアカットだけにとどめておきたいところです。どうしてもカラーリングなどほかの施術も受けたいという場合には、予約の際、スタッフの人に相談をするようにしましょう。当日は体調を優先させ、無理をしないことが大切です。おなかの張りや腰の痛みを感じたり、具合が悪くなったりしたときには、早めに担当のスタイリストさんに伝えて休ませてもらうようにしましょう。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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