子どもと一緒にミュージカルを観たい、と思っているママ、パパは多いことでしょう。俳優さんたちの生の演技や歌、場面を盛り上げる音楽、演出は、劇場で鑑賞するからこその迫力です。でも、観に行くのはどの作品がよいか、迷ってしまいますよね。子どもと楽しめるミュージカルとして、真っ先に挙げられる作品がライオンキングです。
ライオンキングはどんなミュージカルなの?
子どもから大人まで、みんなが楽しめる作品として知られるライオンキング。20年近くにわたってたくさんの人に感動を与えてきたミュージカルです。この作品が子どものミュージカルデビューにおすすめなのはどうしてか、みていきましょう。
通算上演回数1万回を超える人気作品
ライオンキングは、世界的な人気となったディズニー映画「ライオンキング」をもとにしたミュージカル作品です。1997年にブロードウェイで初めて上演されました。日本では1998年12月に劇団四季によって公演が行われ、現在も上演されています。2020年現在、ロングラン22年目。通算上演回数は1万回を超え、いまなお記録を更新し続けています。劇場で観たことはなくとも、ライオンキングという作品があることはご存じだという方が大半なのではないでしょうか。街頭のポスターやテレビのCMなどで目にする機会も多いですよね。
ミュージカルデビューにおすすめな理由
おすすめする一番の理由は、動物たちの話だから子どももお話の世界に入り込みやすいこと。演技も演出も舞台装置も一流で、冒頭からライオンキングの世界に引き込まれます。ゾウやキリン、チーター、サイなど、アフリカの大自然に生きる動物たちが、迫力のあるリズムとともに躍動する姿は、子どもでなくとも大興奮です。まるでサバンナの大草原にいるかのようなスケールの大きさと迫力。楽しい歌や踊りに魅了され、子どもたちもライオンキングの世界に入り込んで、すっかり夢中になってしまいます。どんなお話か、子どもにも比較的わかりやすい展開なのもポイントです。
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大人も鑑賞する劇場、子どもでも大丈夫?
ライオンキングは比較的ファミリーでの鑑賞も多い作品ですが、中には大人だけで観にきている人もいるので周りの観客への配慮は必要です。子ども自身がライオンキングの観劇を楽しみ、かつ周りの迷惑にならないように劇場で鑑賞するのは、子どもが何歳くらいになったら可能なのでしょうか。
ライオンキングは3歳から
劇団四季は2018年より、ファミリーミュージカル以外の作品は「3歳以上のみ入場可能」という年齢制限を設けました。3歳であっても保護者の膝の上では鑑賞できず、座席が必要になります。
3歳以上なら鑑賞できますが、ライオンキングは上演時間が長いです。休憩を含めて約2時間40分、アンコールも入れたら3時間近くなることもあります。その間、落ち着いて座席に座り作品を楽しむというのは、そう簡単なことではありません。作品に夢中になるあまり、興奮しすぎて大きな声で話し出してしまったり、逆に飽きてしまい、そわそわ落ち着かなくなってしまったりすることも少なくありません。
ライオンキングを劇場で鑑賞するには、公共の場所でのマナーがわかり、自分でも守ろうとすることができるくらいの年齢、だいたい4〜5歳からが、適した年齢だと考えられそうです。
子どもも一緒に快適に観劇できるサービス
劇団四季の劇場では、子どもも観劇を楽しめるようさまざまなサービスが用意されています。大人用の座席に子どもが座ると前が見にくいことが多いですが、身長が130cmに満たない子どもには、見やすいようシートクッションを貸し出ししてくれます。また子どもが騒いでしまったり、ぐずって泣いてしまったりするときには、客席後方にある親子観劇室を利用することができます。
親子観劇室は無料で利用でき、ガラスごしに舞台を楽しめます。またロビーには舞台の様子を写した大型テレビが設置されているので、お子さんが泣き止まなくて困ったときはこちらを利用してみてください。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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