妊娠中、特に妊娠初期に眠気を覚える人は多いようです。これはプロゲステロンという女性ホルモンの作用によるもので、眠くなること自体はごく自然な体の反応なのだとか。日中に眠気を覚えるときには仮眠をとるのがよいのでしょうが、それが職場でとなると、なかなか家にいるときのようにはいきません。職場でもできる眠気対策を六つご紹介します。
眠気を感じたときには、体を動かそう
仕事中に眠気を感じたときに、その場でもすぐにできるのは姿勢を変えること。腕を伸ばしたり肩や首をゆっくりと回したり、可能なら少し歩き回ったりして体を動かすのは、気分転換だけでなく眠気対策としても効果的です。体だけでなく頭を動かすのも、眠気を吹き飛ばすのに役立ちますよ。
眠気対策1:姿勢を変える・体を動かす
眠気に見舞われたときには、姿勢を変えたり体を動かしたりするのがおすすめです。軽いストレッチなどをして血流を促すことで、眠気の解消をはかることができます。業務に支障のない程度に席を立って歩くのも効果的です。座ったままグーパーをするように足の指を曲げ伸ばししたり、足首を回したりするのも眠気対策に役立ちます。可能であれば、ガムをかんであごを動かすのも効果的です。ただし口を動かす目的とは言え、甘いものをとりすぎるのは控えるようにしましょう。特に糖質の多いものは血糖値の急な変動を招きやすく、低血糖になって眠気やだるさを引き起こす原因になることがあるので注意が必要です。
眠気対策2:頭を動かす・考えごとをする
身体だけでなく、頭を動かすのも眠気を覚ましにおすすめです。難しいことを考えるのは逆に眠気を誘ってしまいそうですが、先の楽しい計画などを考えるのは、次第にワクワクして眠気を忘れるのに役立ちます。子どもの名前や、生まれたら一緒にやってみたいことを考えたり、出産までにやっておきたいことを考えたりするのもいいですね。なかにはちょっと色っぽい妄想をして眠気を吹き飛ばしたというつわものも!楽しいことに想像を膨らませてリフレッシュしたら、また仕事に戻りましょう。
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温度差を利用してシャキッと目を覚まそう
眠気を感じているときに、窓を開けて冷たい空気に触れたり水で顔を洗ったりして、目も気分もシャキッとさせた経験がある人は多いのではないでしょうか。次にご紹介するのは、温かいものや冷たいものを利用した眠気対策です。
眠気対策3:冷たい水や保冷剤などで冷やす
妊娠中は平常時よりも体温がやや高めになるために、のぼせたような感覚を覚えたり、頭がぼーっとしてしまって眠気を感じたりしやすくなるようです。そのようなときに、水でぬらしたおしぼりや保冷剤などをひたいやほほ、首筋などに当てて冷やすと、頭がスッキリとしてリフレッシュすることができます。冷たい水を飲むことでも同様のことが可能ですが、妊娠中は特に体を冷やすのは避けたいところ。常温かそれよりも少し冷たいくらいの温度のものを飲むようにして、冷水で体を冷やしてしまわないように注意しましょう。
眠気対策4:眠くなったら『さゆ』をすする
寝起きの頭と体をスッキリさせるのによいといわれているさゆは、日中の眠気にも効果が期待できるようです。妊娠中は赤ちゃんも水分を必要とするために、ママも水分をこまめに補うことが大切。さゆは水分補給にも役立つほか、体温を上げて冷えを防いだり、体の循環を促進してお通じをスムーズにしたりするのにも役立つことがしれられています。沸騰したお湯10分ほど放置したらさゆが完成。会社でお湯を沸かしたりするのが難しい場合は自宅で作ったさゆをボトルに入れ職場へ持っていくようにすると便利です。日中に眠気を感じたら、時間をかけてゆっくりと、内臓を温めるようなイメージでさゆをすすりましょう。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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