離乳食が始まって、赤ちゃんも少しずつスプーンなどで食べることに慣れてくると、「いつからスプーン食べの練習を始めたらいいのかな?」と気になるかと思います。赤ちゃんが自分で食べられるようになれば、ママの手間も少し減りますからね。ここでは、スプーン食べの練習開始時期や練習のポイントなどを詳しくお伝えします。
スプーン食べの練習、いつから始める?
自分で食べさせると部屋がグチャグチャになるのは容易に想像できますし、「それなら大人が食べさせてあげた方が楽ちん」とつい考えてしまうパパ・ママも少なくないかもしれません。でも、ずっとママが食べさせてあげていたのでは、いつまでたっても自分で食べられるようにはなりませんよね。少しずつスプーン食べを練習させていくにしても、一体いつごろから始めればいいのでしょうか。
興味を持ったらスプーンを持たせてみよう
スプーンなどの道具に興味を持つようになるのは、ちょうど1歳~1歳半になるころです。そのころには、手づかみで食べられるようになったり、ママがスプーンで食べ物を口元に運んであげたりすれば上手に食べられるようになっています。
赤ちゃんにとってはすべてが初めてです。どんな人でもそうですが、始めから上手に使いこなせる人はいません。上手に使えるかどうかはひとまず置いておいて、スプーンなどの道具に興味を持っている様子が見られれば、練習を始めてみるとよいでしょう。
スプーン食べの練習には手づかみ食べも大切
手がベタベタになってしまったり、汚れた手で周りを触って汚されたり、ママとしてはちょっと嫌かもしれませんが、スプーンなどの道具を使う前段階として、手づかみ食べは欠かせません。食べ物を投げてしまったり、こねくり回してグチャグチャにしたりと、大人から見たら遊んでいるように見えますが、実際は決してそんなことはありません。赤ちゃんは手づかみ食べによって、食べ物の硬さや温度などを体感して自分自身で食べることなどを習得していくのです。
そのため、スプーン食べを始める前に、まずは手づかみ食べをなるべくたくさん練習させてあげて、自分で食べることへの興味を高めてあげましょう。スプーン食べの練習を始めてからも、しばらくは自分で上手にスプーンを使って食べることは難しいですから、手づかみ食べもさせてあげるようにしましょう。
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スプーン食べの練習を始めてみよう
赤ちゃんの自分で食べたいという気持ち・スプーンへの興味が見られるようになったら、実際にスプーン食べの練習を始めてみましょう。急にスプーンを渡して食べさせてみようというのは難しいですから、少しずつステップを踏んでいきましょうね。
まずは大人がお手本を見せる
初めてのときは、赤ちゃんもどうやってスプーンを使ったらいいものか当然わかりません。まずはいつもどおりパパやママが一口二口食べさせてあげて、それから「こうやって食べるんだよ」とお手本を見せてあげましょう。その後で赤ちゃんにスプーンを持たせて、ママが手を添えてスプーンで食べ物をすくい、口に運んであげる練習を重ねましょう。
徐々に慣れて一人でもスプーンを持って食べ物をすくえるようになったら、完全にスプーンを渡してしまいましょう。もちろん最初はうまく食べられなくて当たり前。でも、だんだんとコツをつかんで上手に食べられるようになってきますから、根気強く見守ってあげましょう。
しっかり準備して掃除も簡単に
うまく食べられないうちは、特に食事スペース付近がグチャグチャになりやすいです。ママが食べさせてあげる手間がなくなっても、結局掃除の手間は増えてしまうかもしれません。ストレス・手間を最小限にするためにも、テーブルの周りや下には新聞紙やいらない広告、大きめのレジャーシートなどを敷いておくと、汚れも少なく済みます。食事のときにかけてあげるエプロンも、こぼしたものをキャッチしてくれるものだと後片づけが楽でしょう。
スプーンやフォークを食事に使う道具だときちんと認識するまでは、投げてしまうことなどもありますし、スプーン食べの練習はママと赤ちゃんとの根気比べになるとも言えるでしょう。
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台湾在住の30代。2011年日本語教師として台湾へ、2013年結婚。3歳年上の台湾人夫と猫1匹と仲良く暮らしています。2015年秋から在宅Webライターとして活動。2013年末からゆるーく妊活継続中。
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