離乳食はできる限りお母さんの手作りを食べさせてあげたいですよね。でも、食事ごとに一から支度をするのは大変です。そんなあなたに朗報です。離乳食もいくつかの気を付けなければいけないポイントをおさえるだけで、何食分か作って冷凍庫にストックしておくことが可能です。そこで、食材の選び方、保存期間、解凍法を一挙説明いたします。
離乳食を冷凍する際の食材の選び方
離乳食の食材として、野菜、肉、魚などがありますね。いずれにしても新鮮なものを選ぶことがとても重要です。離乳食を冷凍する際は必ず加熱を行ってから冷凍します。加熱をすることによって食中毒の原因となる菌の増殖をおさえることができます。
冷凍に不向きな離乳食用食材と調理のポイント
牛乳、マヨネーズ、生クリーム、チーズなどの乳製品は冷凍することによって分離することがあります。また、こんにゃくや豆腐も冷凍によって変質してしまいます。さらには、ジャガイモ、卵もそのままの状態で冷凍しますと変質します。ジャガイモを冷凍する場合には、加熱後ペースト状にしてしまうのがよいでしょう。ゼリーなど水分が多いものは冷凍には向いていません。
冷凍に向いている離乳食用食材と調理のポイント
冷凍に向いている食材としては、おかゆ、ごはん、うどん、脂肪分の少ない肉や魚、かぼちゃ、ほうれん草などがあげられます。いずれにしても、野菜は下ゆでした後ペースト状にして保存するのがおすすめです。ごはんやうどんや煮物も先に薄くだしで味付けして、解凍後加熱するだけのところまで調理しておくのがよいでしょう。
冷凍に向いているおすすめ離乳食
1.定番!かぼちゃのペースト
かぼちゃをペースト状にして冷凍するだけです。
2.サーモン入りおかゆ
おかゆに焼いたサーモンのほぐし身を入れて冷凍するだけです。
3.自然な甘みがうれしい!かぼちゃとバナナのペースト
4.ほうれん草入り煮込みうどん
ゆでたうどんを少量の薄味スープと細かく刻んだほうれん草で煮込み後冷凍するだけです。
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離乳食を冷凍する際の保存期間について
食品を冷凍保存することの利点は、保存期間が延びることです。そうはいうものの赤ちゃんの抵抗力は大人よりも弱いです。衛生管理には普段以上に気を付けなければいけません。ここでは、離乳食を冷凍する際の注意点について説明していきます。
保存期間うんぬんの前に調理の際に気を付けること
食中毒予防の3原則に「つけない」、「増やさない」、「ころす」というものがあります。「つけない」とは、菌を食品につけないということです。調理の際には手をよく洗い、まな板やふきん、冷蔵庫内、保存容器などが清潔な状態になっているか気を付けましょう。「増やさない」とは、菌を必要以上に増やさないということです。食品を店から家まで持ち帰ってくる際に温度が高いなど、調理後常温で放置すれば菌の増殖スピードは増加しますね。「ころす」というのは、大半の微生物は熱に弱いので食材の芯までしっかり熱を通すことによって食中毒を予防しようというのが目的です。
よりよい状態で離乳食を保存するために
離乳食の品質を保つために離乳食が出来上がったら、小分けにして速やかに冷まし、冷凍庫に入れるのがおすすめです。その際、冷凍庫にものが入りすぎている場合には冷凍庫の温度が冷凍に適切な温度でない可能性があります。庫内は整頓し十分なスペースがあるようにしましょう。速く冷やす方法としては、冷凍庫の温度設定を最低まで下げる、冷却に保冷剤を使用するなどがあげられます。また、保存の際には、密閉して食材の乾燥や霜の付着を防ぐことが重要です。
冷凍離乳食の具体的な保存期間は?
大人の場合、食事の冷凍保存は月単位で可能ですが、大人より抵抗力の弱い赤ちゃんの場合には、2週間を目安に使い切ることをおすすめします。通常、肉・魚、水分を含んだ野菜などの賞味期限はスープやごはんと比べると早いです。また、離乳食が出来上がったら、分かりやすいところに日付を記入しておくと便利かもしれません。
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ケーキづくりと旅行が大好きな母です。本業と執筆活動頑張っています!
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