今は夫婦共働きの家庭が多く、ママも早くから職場復帰、完全ミルクで育てることもあるのではないでしょうか?その場合、粉ミルクの表示通りに赤ちゃんがミルクを飲んでくれなかったり、哺乳瓶でうまく飲んでくれなかったり、いろいろお悩みがあるかもしれません。そこで今回は、ミルクの飲み方や月齢別の目安量などについてご紹介します。
赤ちゃんの栄養はちゃんと摂(と)れてる?
ミルク缶に書いてある目安の量より、飲む量が多かったり少なかったり。ママは毎日悩んでしまうかもしれませんね。しかし赤ちゃんも私たちと同じように、きちんと計られた食事はできません。ミルク缶の表示はあくまでも目安なので、参考程度に考えるようにしましょう。
ミルクを飲んだ量より体重の増え方を確認
新生児期は吸綴反応でミルクを飲んでいるので、与えるだけ飲んで、疲れると飲むのを止めます。2カ月くらいからは自主的に飲むようになるので、おなかがいっぱいになったら飲むのを止めます。この時期に飲む量が少なくなったように感じますが、自然なことなので心配はいりません。重要なのは少しでも体重が増えていることです。あまり神経質にならず、1週間に一度くらいの測定でいいでしょう。
ミルクを目安量よりたくさん飲んでも大丈夫なの?
赤ちゃんがミルクを少ししか飲まないことを心配するママもいますが、たくさん飲みたがることを気にしているママもいます。ミルクを目安量以上に飲みたがっていたら、欲しがるだけ飲ませても構いません。その子の欲しがる量が、その子にとって必要なミルクの量なのです。月齢が低いときのミルクの量で、将来肥満になってしまうことはないそうです。
ミルクが足りているかはここをチェック!
起きている間に赤ちゃんがご機嫌なら、満腹であるということです。赤ちゃんがグズるなら足りていないかもしれません。体重が増えず排便も減っているようなら、ミルク不足の可能性があります。普段から排便の量や回数を、確認しておくといいでしょう。飲んだ後にすぐにグズる場合も、ミルクが足りずおなかがすいているかもしれません。
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月齢別赤ちゃんのミルク目安量と回数
生まれてすぐに赤ちゃんはミルクを飲み始め、生後1年くらいまで飲み続けるのが一般的です。赤ちゃんのミルクの目安量と回数などをまとめました。あくまでも目安ですので、赤ちゃん1人1人の発育具合に合わせたミルクの量をあげてください。
生後0日~2カ月までのミルクの目安量
赤ちゃん | ミルクの目安量(1回) | 時間と回数の目安 |
生後0日目 | 20ml | 3時間おきに8回 |
生後2日目 | 30ml | 3時間おきに8回 |
生後3日目 | 40ml | 3時間おきに8回 |
生後4日目 | 50ml | 3時間おきに8回 |
生後5日目 | 60ml | 3時間おきに8回 |
生後6日目 | 70ml | 3時間おきに8回 |
生後7日~2週間 | 80~120ml | 3~4時間おきに7~8回(体重約3.0kg) |
生後2週間~1カ月 | 100~120ml | 3~4時間おきに7~8回(体重約3.8kg) |
生後1カ月~2カ月 | 120〜160ml | 4~5時間おきに6~7回(体重約4.8kg) |
生後5~6日目くらいまでは産後入院しているので、ミルクの量は看護師さんや助産師さんが教えてくれますよ。
生後1週間までは基本的に「生後日数 × 10ml + 10ml」がミルク1回分の量の目安といわれています。
生後2カ月~5カ月までのミルクの目安量
赤ちゃん | ミルクの目安量 | 回数の目安(1日) |
生後2カ月~3カ月 | 120~160ml | 5~6回(体重約5.8kg) |
生後3カ月~4カ月 | 180~200ml | 5~6回(体重約6.5kg) |
生後4カ月~5カ月 | 200~220ml | 5~6回(体重約7.1kg) |
1回に飲む量が徐々に増えます。授乳間隔があきはじめ、授乳のサイクルが整っていきます。
生後5カ月~12カ月までのミルクの目安量
赤ちゃん | ミルクの目安量 | 回数の目安(1日) |
生後5カ月~6カ月 | 200~220ml | 4~6回(体重約7.5kg) (離乳食開始時期) |
生後6カ月~9カ月 | 200~220ml | 4~5回(体重約7.9~8.4kg) |
生後9カ月~12カ月 | 200~220ml | 2~5回(体重約8.6~9.0kg) |
離乳食を始めたら食後にミルクをあげましょう。離乳食を食べる量によってミルクの量も大きく個人差があります。
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12歳サッカー小僧とうさぎ×2とハムスター×1のママです。毎日もふもふ癒されています。
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