遊びや仕事など、外から帰宅してまず行うのが手洗いうがいです。そのときどこで手を拭いていますか?大体の家庭で使用しているのが手拭きタオルだと思います。そのタオルはどのくらいの頻度で新しいものに交換していますか?実は、湿ったタオルに付着している細菌の繁殖度は乾いたタオルに比べると何百倍にも及びます。ではどのくらいが替え時なのでしょうか。
家庭の手拭きタオルの平均とは
一般的にどのくらいの頻度で手拭きタオルの交換を行っているのでしょうか。また、手拭きタオルを交換するタイミングはどのようなときでしょうか。アンケートを基に、一般家庭の手拭きタオルについての平均を紹介します。
手拭きタオルを交換する頻度とは
トイレタリー用品の大手メーカーであるライオン株式会社の調査によると、洗面所やトイレの手拭きタオルの交換頻度は約8割が3日以上使用しているというものでした。洗面所においては、毎日交換している家庭が35%、3~4日ごとが25%、5日~1週間ごとが16%、それ以上が6%という結果になり、約5割の家庭で3日以上続けて同じ手拭きタオルを使用していることになります。意外に長い間使っているのですね!
出典元:ライオン株式会社
手拭きタオルを交換する理由とは
手拭きタオルを交換する理由はなんでしょうか。使用日数で替えるのはもちろん、湿っている、気持ち悪い、臭いがするなど理由はさまざまなことが考えられます。
手拭きタオルを交換しない家庭の理由は、「替え時がわからないから」という答えが圧倒的です。実際に細菌は目で見えません。「自然と乾けば使える」、「洗った手を拭いているから」などの理由で替える必要性を見いだせない人もいます。
使用後の手拭きタオルはどうしているの?
手拭きタオルはどのように洗濯していますか?使用している場所によって使用後のケアを変えている人が多いようです。キッチンで使用する手拭きタオルは、洗濯機ではなく、手洗いし漂白剤などで殺菌します。また洗面所で使用する手拭きタオルは、洗濯物と一緒に洗濯し、干します。洗濯後、ぬれたままの洗濯物を放置すると、使用後の手拭きタオル同様に細菌が繁殖するため、早めに干すようにしましょう。
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使用している手拭きタオルは細菌だらけ
大切な家族が使用している手拭きタオル、実は細菌だらけかもしれません。使いかけの湿ったタオルはどのように、どのくらいの速さで細菌が繁殖していくのでしょうか。ここでは、普段使用しているタオルの細菌繁殖について紹介します。
細菌は湿ったところで繁殖している
細菌は、湿ったところが大好きです。そのため一度湿ったタオルは、いくらかけていても、細菌が繁殖しています。長く使用しているタオルがピンク色に変色してしまうことがあります。それは、空気中の細菌や酵母などが繁殖しているせいなのです。湿ったまま放置していることで起こります。ピンク色に染める酵母自体に害はありませんが、細菌がより繁殖しやすくなります。
湿ったタオルに付着している細菌の繁殖速度とは
1日使用し、そのまま部屋干ししたタオルには、洗濯後の約100倍の細菌が繁殖していると言われています。3日目のタオルは雑巾と同じくらいの細菌や雑菌量です。せっかくキレイに洗った手でそんなタオルを使えば、洗う前以上の細菌が手につくことになります。細菌がついた手でいると食べ物などと一緒に細菌を口にすることになり、風邪をひきやすくなります。
細菌だらけのタオルを使う影響とは
細菌だらけのタオルを使用しているとどうなるのでしょうか。まずせっかく洗った手は細菌だらけになり、体調を崩しやすくなります。また、肌の弱い人が洗っていないタオルで手や顔を拭くと、肌荒れやニキビの原因となり、アレルギー持ちの人は症状が悪化する場合があります。子どもは傷口から細菌が入り化膿(かのう)するなど、いいことはなにもありません。
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10,8,2歳の男の子のママです。賑やかすぎる毎日を子どもたちと一緒に過ごしています。
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