子どもたちにとって、お正月の一番の楽しみといえば「お年玉」ですよね。親戚が集まった席では、お年玉をあげあう光景がみられることもよくあります。しかし、初めてお年玉をあげるときには、金額をいくらにすれば良いのか迷ってしまうものです。そこで今回は、お年玉の基本的な豆知識や、一般的なお年玉の相場を、3~6歳にスポットを当ててご紹介します。
意外に知らないお年玉についての豆知識
「お年玉」の由来をご存じでしょうか?「ポチ袋」は、どうして「ポチ」というのでしょう?知っているようで意外に知らないお年玉についての豆知識や、お年玉をあげる際に気を付けておきたいポイントをみていきましょう。
お年玉の由来は、奉納された鏡餅
もともとのお年玉は、年のはじめに「その年の神様へと奉納された鏡餅」のことで、その鏡餅を参拝者に分け、さらにその参拝者が家に持ち帰り、餅を砕いて半紙に包んで家族に分けたことが由来になっています。その後、お正月の贈答品全般を「お年玉」と呼んでいましたが、やがて贈答品がお年始と呼ばれるようになり、子どもたちへのお土産が「お年玉」と呼ばれるように変化しました。
お年玉袋はどうして「ポチ袋」っていうの?
お年玉を入れる袋を、「ポチ袋」といいますが、「ポチ」とはどんな意味でしょうか?この「ポチ」は関西の方言で「小さな(これっぽち)」という意味で、「ポチ袋」はもともと、舞妓(まいこ)さんなどが受け取っていた「祝儀袋」のことを指します。主に紙製で、大きさは名刺大の小さなものから、長形4号封筒サイズまでさまざまです。
お年玉をあげる際の注意ポイント
お年玉にも暗黙のルールが存在します。大切な1年のはじめに恥をかかずにすむように、注意ポイントを押さえておきましょう。まず相手が喪中の年であった場合ですが、基本的に喪中の期間を過ぎていれば、お年玉を渡しても差し支えありません。また、目上の人の子どもには渡さないのが一般的です。その他には、お金はむき出しではなく、ポチ袋に入れる、新札を入れる、紙幣は三つ折りにする、紙幣は天地を正して渡すなどの、基本的な心遣いが必要です。
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お年玉の相場はお年玉の計算式で
お年玉にも一般的な相場がありますが、金額に迷った場合はお役立ちの計算式を利用してみましょう。また、お年玉には土地柄によって相場の違いや独特の暗黙のルールが存在することも。そんなときには、やはり事前の情報取集が必要になってきます。
生まれたばかりの赤ちゃんにお年玉をあげる?
親戚や知り合いに赤ちゃんが生まれた場合、お年玉をどうするか迷いますよね。生まれたばかりの赤ちゃんは、まだお金の価値がわかりませんから、お金を「お年玉」として渡すことはあまり多くありません。お年玉をあげる場合には、「赤ちゃんが好きなものを買ってね」と言葉を添えて親にお金を渡すなど、赤ちゃんが喜びそうなおもちゃなどを購入して品物を渡すことが多くなります。
迷ったらお年玉の計算式を使ってみましょう
お年玉の計算式は、就学年齢に達した子どもの場合、「年齢÷2×1,000円」が一般的です。しかし、赤ちゃんなら、最低ラインの1,000円くらい、幼稚園や保育園に通っている年齢のお子さんなら2,000円位を目安にすると良いでしょう。ただこの金額は、周囲の状況や経済状況によっても変わってきますので、あくまで目安の金額と考えてくださいね。
お年玉の相場にも土地柄が現れます
お年玉の相場にも土地柄が現れるものです。親戚の間で、親同士の取り決めがある場合もありますので、周囲の状況をよく見極めることも大切です。「一般的にはこれくらいだから」と渡した金額が多すぎても少なすぎても、相手に失礼になったり、無用なトラブルを招いてしまったりすることにもなりかねません。わからないことは、親や兄弟にさりげなく聞いて情報収集をしておきましょう。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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