大人にはなんてことないことでも、乳幼児にとっては家の中は危険がいっぱい!特にお風呂の浴槽やキッチンには要注意です。そこで、乳幼児がいる家庭に知っておいてもらいたい「家庭内での事故」について事故の内容と対策方法を詳しく紹介していきたいと思います。死亡事故も多いのでママやパパはしっかりと注意しておきましょう。
乳幼児の不慮の事故9割が窒息によるもの
2013年の統計データによると、乳幼児の事故のうち9割は「窒息」によるものと発表されています。口に入るものなら何でも入れてしまう年頃です。ほとんどを家庭内で過ごす乳幼児ですが、家の中には危険がいっぱいです。
冷蔵庫に貼っていたマグネット飲み込み
家庭の冷蔵庫にマグネットを貼っていませんか?コロンと転がってしまったら、どこにいったか分からなくなることもあるはずです。しかし、常に床に近い目線で過ごす乳幼児にはよく見えるものです。いつの間にか口に入れて飲み込んでしまうこともあります。できるだけ乳幼児の間はマグネットを使わないことをおすすめします。
口に入る大きさのおもちゃも誤飲対象
口に入る大きさのものなら、おもちゃも誤飲の対象になります。乳幼児向けのおもちゃは誤飲を防ぐための工夫がされていますが、問題は兄弟がいる場合です。年齢が上がるにつれて小さいサイズのおもちゃも持つようになります。お兄ちゃんお姉ちゃんには必ず、後片付けをすることや手の届かないところで遊ぶように注意しておきましょう。
タバコ、灰皿は絶対に手の届かない位置に!
家庭内にタバコを吸う人がいる場合は、タバコ・灰皿・吸い殻は子どもの手の届かない場所に置くことが大切です。特に、水に溶けたタバコの吸い殻にはニコチンが溶け出ているため、命に危険を及ぼすことがあります。固形物は口から出し、すぐに病院に行きましょう。吐き出させようとして、水やミルクなどは飲ませるのは逆効果になるので絶対にやめましょう。
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キッチンに潜む、乳幼児の事故の原因
キッチンは子どもにとって非常に危険な場所です。特に、つかまり立ち、歩きはじめの時期はコンロのスイッチにも手が届く子がいるなど注意が必要です。ハイハイの時期でも危険が多く潜んでいるので紹介していきます。
意外と見落としがち!炊飯器の蒸気
コンロのスイッチ、包丁など分かりやすく危険なものには注意を払うものですが、見落としがちなのが「炊飯器の蒸気」です。炊飯器から出てくる蒸気の温度は100℃近くになり、消費者庁からも注意喚起されています。手の届かない場所に置く、蒸気レス・蒸気カットなどの機能がある炊飯器に買い替えるなどの対策をしましょう。
電気ケトルのケーブル・コンセントひっかけ
ミルクを作る時や朝食にコーヒーを飲む時など、あると便利な電気ケトル。電気ケトル自体は乳幼児の手の届かないテーブルの上に置いていたとしても、ケーブルが床に伸びている時は危険です。ケーブルにひっかかって、電気ケトル自体が落ちてきて打撲する、お湯がこぼれてやけどするなどの心配があります。ケーブルの行方まで注意して使うようにしましょう。
食事中のやけど・転倒事故に要注意
乳幼児の場合大人と一緒に食べることが前提ですが、飲み物やティッシュを取りに席を離れることもありますよね。そのささいなスキに、暴れたり、手やスプーンを振り回したりして椅子から転倒してしまうケースもあります。また、熱いスープなどがある場合もこぼしてしまう可能性もあります。食事をする時は席を離れずにすむように、必要になりそうなものはあらかじめ準備しておくようにしましょう。
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2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
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