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Z世代が「子どもがほしくない」と思う理由
Z世代の多くが「子どもがほしくない」という考えを持っていると言っても、その理由はさまざまです。
ここでは、子どもがほしくない理由の中でも、特に多い3つに絞って紹介します。
Z世代の子どもがほしくない理由①【育てる自信がない】
子どもを育てること自体に自信がないというものが、Z世代の子どもがほしくない理由の中で一番多いと言われています。
それは、子育てをする環境も大きく影響しています。
例えば、仕事と子育ての両立の難しさや子育てをしづらい生活環境、さらには災害や環境問題などの不安も加わり、子どもが大人になるまで安全に育てられるかという不安があるようです。
Z世代の子どもがほしくない理由②【金銭的な余裕がない】
やはり子どもを産んで育てるためには、ある程度の安定した経済状態がないと難しいですよね。
現在の日本では、自分1人だけでも生活するのが精いっぱいで、子ども以前に結婚に対して消極的な若者も増えています。
このような状況では、子どもを育てるだけの余裕はなく、結果的に子どもはほしくないという考えに結びついてしまうと言えるでしょう。
Z世代の子どもがほしくない理由③【自由な時間を確保したい】
Z世代の特徴として、自由や自分の時間を制約されたくないという思いが強い傾向があります。
子育てが始まると、どうしても生活の中心が子どもになり、自分の自由な時間がなかなか確保出来なくなります。そのため、自由な時間がなくなるくらいなら、子どもはほしくないという考えの若者が多いのです。
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Z世代の子どもに関する今後の課題
Z世代の子どもに関する考え方が改善されずに今後も進めば、近い将来少子化はより深刻化すると予想されています。
そのため、Z世代の子どもに関する今後の課題も少しずつ考えられ始めているのです。
子育て支援の充実を進めていく
Z世代の若者の、子どもがほしくない理由の上位に挙がっていた経済的な不安や子育てに関する環境問題。
しかし、経済的な安心感と子育てしやすい支援が整っていれば、Z世代でも子どもを産んで育てる可能性が高いと言えます。
そのため、若者が子育てをしやすいと思えるような支援の充実が、これからの大きな課題となります。助成金や補助金などの充実も、期待したいですね。
安心して育児が出来る環境を整備する
現在の日本では、核家族化が進んでおり、家庭だけで仕事と両立しながら子育てをするのは、昔よりも難しくなってきています。
女性も社会に出て働いているのが一般的になりつつある日本では、女性だけが家事・育児をするという環境では、子どもを育てる不安が残ります。
そのため、仕事と家庭を両立しながらでも安心して育児が出来るようなサポート体制を整えることも、今後の課題だと言えます。
国全体での子育て支援が重要となってくる
現在の日本では、Z世代だけに関わらず、安心して子育てが出来る環境が完全に整っているとは言えない状況です。
少子化に加えて高齢化も進んでいるため、地域によって支援体制に差があるとも言えます。
Z世代が子どもを産んで育てようという意識を持つためには、国全体で子育て支援を行っていくことが重要だと言えるでしょう。
おわりに
現在の日本では、少子化問題が年々深刻になっており、Z世代の子どもに関する価値観も少子化が急速に進んでいる一つの要因になっています。
今後、さらに少子化が進むのを阻止するためにも、国全体として支援制度に対する取り組みを整えていくことが大切です。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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3人の子を持つ母親で元保育士。
早起きして高校生のお弁当づくりに励む日々を送っています。私の元気の源は推し活。推しってどうしてあんなに尊いのでしょうか。
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