妊婦の色素沈着！乳首や脇の黒ズミはいつまで続くもの？

妊娠中は乾燥肌、湿疹、黒ズミ等、普段とは違う肌のトラブルに悩んでいる方も多いのですが、それが相談しにくい場所だったりすると一人で思い悩んでしまったりすることもあります。妊娠中にはよくあることなので自分に何か起きているのではないかと心配しないでくださいね。ここでは、妊婦の色素沈着について考えてみましょう。

皮膚にどんな変化がでてくるの？

妊娠してからは、次々とさまざまな体の変化が起こってきています。皮膚の変化にも気づいてきた方も多いのではないでしょうか？人によってかなり差はありますが、どのような場所にどんな変化が起こってきているのか具体的に見ていきましょう。

人には相談しづらい場所が黒くなってきた

妊娠すると色素沈着が起こりやすくなり、黒ズミがでてくるのは、乳首、乳輪、脇の下、デリケートゾーンなど、人には相談しにくい場所がほとんどです。人によって黒ズミの度合いも違いますので、たまたま相談した妊婦ママには、あまり黒ズミがないかもしれません。でもあまり心配しないで大丈夫ですよ。妊婦に黒ズミがでてくるのは当然のことなのです。

あちこちかゆい！かきすぎて黒ズミがでてきた

妊娠してから乾燥肌に悩まされている方は、大部分の方がかゆみとも戦っていることでしょう。また、体形の変化で下着等の締め付けによってもかゆくなる場合があります。かゆみをどうしても我慢できずに、いけないとわかっていてもかきむしってしまってその場所が黒くなってくることもあります。かくことが刺激となって色素沈着が起こってしまうのです。

乳首の黒ズミは赤ちゃんのためでもある！

妊娠に伴う乳首の黒ずみは、一つの説としてまだ視力の弱い赤ちゃんが授乳のためにオッパイを見つけやすいようにというものがあります。また、赤ちゃんのオッパイを吸う力はかなり強いので、その力に耐えられるようにメラニン色素を作り乳首の皮膚を強く丈夫にしているのだという説もあります。赤ちゃんのためというのであれば、授乳中は黒くなってしまった乳首はそのまま我慢しておいた方がよさそうですね。

合わせて読みたい

妊婦に起きてしまう色素沈着の原因とは？

多くの方は妊娠4週位から徐々にあちこちに黒ズミがでてきていることに気が付き始めます。あまり大きな声でいえないような場所だったりするので友人との会話にもでてきにくいため、知らないでびっくりしてしまう方もいます。しかし、誰にでも起きることなので冷静に構えていきましょう。

妊娠したことによるホルモンの変化が原因

一番の黒ズミの原因は、妊娠による女性ホルモンの変化が原因といわれています。妊娠20週目位から女性ホルモンの分泌が急に増加していきます。妊娠してから増えるという黄体ホルモンであるプロゲステロンが、メラニン色素を作っているメラノサイトという色素細胞を刺激するとこによって、メラニン色素が増加するのです。

メラニン色素の増加で色素沈着が起きる

メラニン色素が増えて色素沈着が起こることによって、元々あったシミが濃くなるだけではなく、脇の下、乳首、デリケードゾーン等の皮膚が薄い部分は影響を受けやすく、黒ずみが起きやすくなります。また、新しいシミができることもあります。また、かゆくてかいてしまった場合も肌が刺激を受けて、同じようにメラニン色素ができてしまうので色素沈着が起きやすくなります。

妊娠中は肌の新陳代謝が悪くなる？

妊娠すると肌の新陳代謝が悪くなることがあります。くすみは古い角質が蓄積するために起こるといわれていますので、くすみが発生しているために肌が黒く見えるのかもしれませんね。また、妊娠してから便秘がちになる方も多いのではないでしょうか？体の老廃物が蓄積してしまっている時にも肌はくすみやすくなってしまうのです。

合わせて読みたい