梅干しを食べるときに注意したいこと三つ
梅干しのうれしい効能をたくさんご紹介しましたが、だからと言って梅干しばかり食べていてはいけません。最後に、妊婦さんが梅干しを食べるときに注意したいことをご紹介します。きちんと注意を守って、適切に梅干しの効果を取り入れてくださいね。
塩分のとりすぎに注意をすること
厚生労働省が発表している、妊婦さんの理想とする塩分摂取量は1日あたり8gです。これを超える日が続くと、「妊娠高血圧症候群」という疾患を引き起こす危険性があります。梅干しの塩分は大きさにもよりますが、1粒あたり2g程度だそうです。他の食事でも塩分を摂取するので、梅干しは1日1粒におさめたほうがいいですね。どうしてもたくさん食べたい場合は、減塩や無塩の梅干しもあるので、そちらを食べるようにしましょう。
水分量にも気を付けることが大切
梅干しには食欲を増進する効果があるので、食事を食べ過ぎてしまうことがあるかもしれません。そうなると、塩分のとりすぎになってしまうこともあるでしょう。そんな妊婦さんは、水分を多めに飲むことをおすすめします。塩分を少しくらい多めにとってしまっても、お水を飲んでおけば、ある程度は血液中の塩分濃度を中和することができます。それでなくても、吐きづわりなどで水分が不足する妊婦さんは多いので、お水は欠かさず飲むようにしましょう。
梅干しの食べ方にも気を付けよう
妊婦さんが梅干しを食べるときには、食べ方にも注意しましょう。消化の良いものと一緒に食べるといいですね。一番のおすすめは、お粥と一緒に食べること。お粥は妊婦さんに不足しがちな水分も補えますし、体を温めてくれます。食べやすいので、食欲が落ちているときにも良いでしょう。ただし、するする入ってくるお粥でも、食べるときはよく噛むようにしてくださいね。きちんと噛まないと、お粥でも消化不良の原因になってしまいます。
おわりに
1日1粒の梅干しは、妊婦さんにとって良いことがたくさんあります。お母さんの健康は、赤ちゃんの健康にもつながりますよ。つわりなどで妊娠中はつらい時期もあるでしょうが、梅干しの助けも借りて、ぜひ乗り越えてください。そして、元気な赤ちゃんを産んでくださいね!
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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