母子手帳は、妊娠して初めてもらうものです。妊娠中から出産まではもちろん、生まれた子どもの成長記録や予防接種の記録など、出産後でも出番が多い母子手帳ですが、いつまで必要なのでしょうか。乳幼児健診で義務化されている年齢は、子どもが3歳までです。では、子どもが成長したら必要ないのでしょうか。母子手帳の役割とともに紹介します。
初めて母親の実感が持てる母子手帳
母子手帳は、妊娠8週から12週頃に自治体でもらうことができます。そんな母子手帳はどんな役割を持っているのでしょうか。母子手帳を手にした瞬間、妊娠を改めて感じ、母親になる喜びを感じます。ここでは、妊娠中の母子手帳の役割について紹介します。
妊娠中の母子手帳の役割とはなにか
母子手帳の正式名称は、母子健康手帳です。名前の通り、妊娠中のママと胎児の成長を記録するものです。妊娠中の妊婦検診の結果や血液検査の結果などが記されていきます。その他のページのほとんどが読み物です。妊娠中の食事や生活についてのアドバイスや子どもの成長の目安など、妊娠中のママにとって参考になる情報がたくさん載っています。
妊婦健診に欠かせない必需品は母子手帳
妊婦健診の持ち物として必ず必要なのが、母子手帳です。妊婦健診は、胎児の成長を記録すると同時に異常も有無や母体の健康や状態、出産の時期や出産方法を検討するために行います。毎回検査する項目は、体重、血圧、尿タンパク、浮腫(ふしゅ)が主なものです。
母子手帳が交付される際には、上記の検査の補助券となる『妊婦健康診査受診票』を受け取ることができます。
出産後も欠かせない必需品の母子手帳
妊娠中に欠かさず持ち歩く母子手帳ですが、出産後も必要なものになります。常時持ち歩く必要はありませんが、新生児・乳児期に行われる乳幼児健診で使用します。また、義務となっている予防接種(四種混合、BCGなど)が多くあるため、その度母子手帳が必要になります。予防接種の記録は、その時期だけでなく、小学校入学の書類などにも記入が必要なため、必ず記載しましょう。
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出産後に母子手帳が必要な理由とは
実は、出産後も母子手帳はママにとって欠かせない必需品です。子どもの乳幼児健診や予防接種には母子手帳が必要です。それ以外にもいろいろあります。では、出産後のどんなときに母子手帳が必要なのでしょうか。母子手帳が必要な理由とともに紹介します。
乳幼児健診で子どもの成長を記録しよう
母子手帳内には、乳幼児健診の記録を記載する欄が健診時期ごとにあります。新生児期、1歳までの間は3カ月に一度、2歳までは半年に一度、2歳以降は1年に1回のペースで6歳まで記載できるようになっています。義務で行われる乳幼児健診の時期は、自治体によって異なる場合があります。自治体から乳幼児健診の案内がない場合は、小児科で実費にて行うことができます。
乳幼児検診はいつまで受ければいいの?
乳幼児健診については、自治体によって義務とされる時期が異なります。母子健康によって規定されている乳幼児健診は、3~4カ月健診・1歳半健診・3歳児健診と言われています。また、無断で乳幼児検診を受けていないと自治体が家庭訪問をする場合があります。乳幼児健診は、子どもの成長だけでなく、生活環境や虐待の有無なども見られています。
子どもの予防接種の記録をしよう
子どもは、予防接種がたくさんあります。定期接種と任意接種がありますが、定期接種のものだけでも種類が多く同じ項目でも1回目・2回目など本数が多くあるため、母子手帳に忘れずに記載してもらいましょう。もちろんインフルエンザの予防接種を受けたときも記録してもらいます。予防接種の有無は、小学校の入学書類などでも記載することがあります。そのため、子どもの予防接種記録はしっかり残しましょう。
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10,8,2歳の男の子のママです。賑やかすぎる毎日を子どもたちと一緒に過ごしています。
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