子どもが小学生になったことを機に、働こうと思っているママは少なくないでしょう。ところが、意外と落とし穴になるのが夏休みなどの長期休暇。夏休みの間だけ学童保育に預けるという方法もありますが、できるならママも家にいたいと考える人もいるのではないでしょうか。そんなママにおすすめなのが学校給食のパートのお仕事です。今回は、学校給食のパートの仕事内容や魅力についてご紹介します。
学校給食のパートのお仕事とは?
「学校給食のパートのお仕事」とひとくちにいっても、働く場所や雇い主によっていくつかのパターンがあります。また、給食室にはさまざまな職種の人が働き、仕事内容も異なります。学校給食の現場について、簡単に紹介します。
働く場所や雇用形態はさまざま
まず、働く場所について。学校内の調理室で働くパターンと、複数の学校の給食をまとめて作っている「給食センター」で働くパターンに分けられます。
また、雇用形態も大きく二つに分かれます。ひとつは自治体が臨時職員として募集するパート、もうひとつは民間企業が募集するパートです。
給食センターだけでなく、公立小学校の給食室でも民間企業が委託を受けて給食を提供しているところは少なくありません。
ちなみに、この記事では「パート」と表現していますが、求人広告などでは「学校給食調理補助」と書かれることが多いようです。時給は900~1000円ぐらいが相場のようです。
パートの仕事はあくまで調理補助
求人広告でパートの仕事は「学校給食調理補助」と書かれているという話を述べましたが、給食室や給食センターでは、正社員(自治体なら正規職員)とパート・アルバイトが一緒に働いています。
学校内の給食室の場合、校内にいて子どもたちに給食指導などを行う栄養教諭や、給食の管理を行う学校栄養職員、実際の調理をメインで担当する正社員(正規職員)である「学校給食調理員」、そしてパートである「学校給食調理補助」がいます。
学校給食調理員は調理師や栄養士の資格が必要になることが多いですが、パートには特に資格は必要ありません。
調理の大部分は調理員が行い、パートはその補助を行います。具体的には、子どもたちが使う食器をセットしたり、野菜を切ったり、食器や調理器具を洗浄したりする仕事になります。
落ちる可能性があるおしゃれは禁物
大切な子どもたちの給食をつくる仕事なので衛生面については特に気をつけなければいけません。調理中にコンタクトが落ちたり、マツエクが抜けたり・・・落ちてしまう可能性があるものや過度なおしゃれはここではご法度。実際にパートで働いているママにきいたところ以下の項目は禁止されているとのです。おしゃれママにはちょっと無理かもしれないですね。
- ネイル、またはジェルネイル
- マツエク
- ピアス、ネックレスなどのアクセサリー類
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ママにうれしいメリット
学校給食のパートの仕事内容をおさらいしたところで、小学生の子どもを持つママにおすすめである理由を紹介しましょう。一番のメリットは、なんといっても働く時間帯です。小学校の給食室での勤務時間を見ながら、この仕事の魅力を見てみましょう。
子どもの学校がない日に合わせて休める
学校給食のパートのお仕事に就く一番のメリットは、子どもの学校休みに合わせて仕事を休むことができることでしょう。当然のことながら、学校給食は学校がある日に提供されます。つまり、土・日・祝日はお休み。さらに、夏休みや冬休みなどの長期休暇は、給食室もお休みになります。小学生の子どもがいるママは、子どもの休みに合わせて仕事を休むことができるのです。小学生低学年の頃は、夏休みの宿題などでも親の出番が意外と多いもの。働きながら子どものサポートもしっかりしたいというママには、学校給食のパートはぴったりの仕事といえます。
夕方からの時間がゆっくり取れる
学校給食のパートの勤務時間は、多くが9時~15時。パートには残業もありません。15時に仕事を上がり、帰宅してから余裕をもって夕食の準備に取りかかることができます。また、「子どもが学校から帰ってくるときには家にいてあげたい」と考えるママにとっては、理想的な勤務時間です。
ほかにも、趣味の時間を持ちたい、一段落ついてから家事に取りかかりたいなど、仕事と育児、家事をバランスよくこなしたいという願いを、この仕事がきっとかなえてくれるでしょう。
栄養満点のまかないが食べられる
多くの給食室では調理員にまかないが出ます。1食100~200円と有料ですが、自分たちで作った給食が食べられます。子どもと同じ給食なので帰宅してからメニューを話題に盛り上がれますし、お昼に栄養満点の食事ができるのはうれしいですね。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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