小児科、婦人科に効果あり！気になる「漢方内科」とは？費用は、特徴は？

漢方内科の費用はどの程度でしょうか

今までは漢方を使われていた方は、漢方薬局で購入されていたと思います。しかし、漢方薬局では保険適応外ですので、ひと月分処方してもらうのに、2,3万円は当たり前だったという方も多いのではないでしょうか。でもご安心ください。漢方内科では保険がききますので、こちらで処方される漢方は自己負担3割で購入することができます。では、具体的にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

保険診療と自由診療の選択肢があります

保険診療となるか、自由診療となるかは、処方される薬によって異なってきます。保険診療で用いられる漢方薬は、保険が適応されるエキス剤であるのに対して、自由診療では自身で煎じて服用する生薬が用いられます。例を挙げてみると、保険診療で漢方を処方された場合、2週間分で約1500円～2000円となっています。自由診療での処方は、1日分1000円～1500円というところが多いようです。また、院外薬局では生薬を取り扱っていることが少ないため、ほとんどの病院が院内で処方しています。

エキス剤と生薬のどちらが効果があるのでしょうか

エキス剤の魅力は、先述した通り保険が適応されるので費用が安く済む他、漢方のエキスを粉末、顆粒（かりゅう）状にしているので、簡単に飲めるという点です。ただし、効果が弱かったり微調整ができなかったりするため、エキス剤だけでは対応しきれない場合もあります。その場合に用いられるのが生薬となってきます。生薬のメリットは、症状はもちろんのこと体質や体形に合わせた処方ができるという点です。エキス剤に比べ、より品質のよいものを用いられる他、患者さんに合った細かい調整ができます。最近では、煎じ薬だけではなく丸薬の形態もあります。やはり、効果でいえば生薬が勝っていますが、保険が適応できないので気軽に飲むということができない点がデメリットになっているようです。