幸せ恐怖症を克服するための方法とは?
いろいろな要因があるとはいえ、幸せ恐怖症があるといつまでも幸せになることは難しくなります。だからこそ、いつかは幸せ恐怖症を乗り越える必要があります。そこで、幸せ恐怖症を克服するための方法を三つご紹介していきましょう。幸せを受け止められるようになりたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
自己肯定感を高くして自分を好きになる
幸せを受け止められるようになるためには、自己肯定感を高くすることが大切です。自己肯定感が低いと幸せに値しない人間だと自分で思ってしまうので、なかなか心から幸せになることができないのです。そこで、「人に優しい」「いつも笑顔で居られる」など、自分のいいところを日常生活の中でどんどん見つけていって、自分は魅力的な人間だと再確認してみましょう。すると、自己肯定感も上がっていくはずです。
身の回りのささいなことにも感謝する
感謝することは、幸せ恐怖症に対して大きな効果をもたらします。「1日3食ご飯が食べられてうれしい」「いつも大切な家族がそばにいてくれて幸せ」など、普段過ごしているとつい忘れがちになるありがたいことに目を向けて「ありがとう」と感謝をしましょう。感謝はポジティブな行為ですから、感謝するたびにプラスのエネルギーを感じられるはずです。感謝できることはささいなことでもたくさんありますので、ぜひ身の回りで探して小さな幸せを感じる練習をしましょう。
前向きな思考で物事を捉えるようにする
幸せ恐怖症の人は、何かとネガティブに捉えがちです。そこで、何かがあっても前向きに捉えるように意識しましょう。例えば、メイク道具をなくしても「気になってたあのコスメを買うチャンスだ」と思ったり、スマホの電池が切れても「ゆっくり考え事をするチャンスだ」と思ったりと何事も前向きに捉えていれば人生が明るくなり、幸せがやってきてもすんなり受け入れられるようになります。
おわりに
幸せ恐怖症になると、自分が幸せになるのはふさわしくないと考えたり、自ら幸せを壊したりしてしまいます。幸せ恐怖症は過去の経験が引き金になったり、自己肯定感が低かったりと何かしらの原因があります。幸せ恐怖症をすぐに改善するには難しいかもしれませんが、身の回りのことに感謝したり、前向きに物事を捉えたりしていれば、少しずつ克服していくことができるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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