現在では、子育てをしながら会社勤めをしている母親がたくさんいます。育児に家事をこなしながら仕事もこなすことは、決して簡単なことではありません。今の仕事を辞めて、転職しようと考える人も多いのではないでしょうか?
今回は、ワーキングマザーが転職を考えたとき、成功するためのポイント・心得についてご紹介していきます。
ワーキングマザーの転職で気をつけたいこと
ワーキングマザーは毎日やらなければならないことがいっぱい!そんなときに転職を考えた場合、どんなことに注意するといいでしょうか?ここでは大きく二つのポイントについて見ていきましょう。
転職先や転職時期は計画的に考えよう
毎日の仕事に追われていると、考えるべきことがたくさんあります。「転職したい!」と思ったら、深く考えずにとにかく現状よりもいい職場だと思えばすぐに飛びついてしまう場合もあるでしょう。しかし、不満解消よりもまずは「本当にそこでいいのか」よく考えてみることが大切です。
やみくもに転職先を決めてしまうと、転職後に「思っていたのと違った!」なんて後悔することも少なくありません。まずはどんな転職先に、どういうタイミングで転職したいのか、計画的に考えてみましょう。
目先だけではなく将来的に勤めることを考えて
転職先を考える際、現状の子育て状況だけに焦点を当ててしまうのは要注意。現状としての問題は解決できるかもしれませんが、そのうちまた別の悩み、仕事内容への要望・キャリアプランなどを考えはじめることも。
現状だけで転職先を選ぶと、また数年後に転職するという「転職難民」になってしまう可能性もあります。できれば転職先でしっかりと力をつけてキャリアを積み重ねていけるように、職場を探してみることが大切です。
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ワーキングマザーが転職先を決めるポイント
ワーキングマザーが現在の職場から転職を考えた場合、どんな転職先を選ぶといいのでしょうか?ここでは、転職先を決める際の主なポイントを絞ってご紹介します。
両立しやすい職場に転職しよう
独身時代の転職は自分のことだけ考えればよかったですが、ワーキングマザーの転職はそうもいっていられません。仕事と育児が両立しやすい職場に転職するのが成功への道です。
子育て経験ありの女性管理職がいる
子育て経験ありの女性管理職がいるということはその会社はワーキングマザーでもキャリアアップができ昇格するチャンスもあるということです。
産休・育休取得実績がある
実績がない会社だと経験値がないのでどのように対応していいか混乱することもあるかもしれません。あなた自身が一人目になってもよければ問題ありません。
働くママが在籍している
働くママがいれば子育てに対して理解があり、子どもの発熱時などにはサポートしあえるかもしれません。また子育てについてアドバイスや悩み相談にものってくれることも。
時短勤務がある
時短勤務だと仕事後に病院に行くことができるので働き方もフレキシブルになり、子育ての時間もしっかり取れます。
また時短制度ではなくフレックス制でも効率的に時間を使えるでしょう。
有給消化率が高い
有給消化率が高いということはお休みを取りやすい職場ということです。ワーキングマザーは子どもの発熱などで急にお休みすることも多くなります。自分だけではなく、他の社員もちゃんと有給を消化している会社であれば気分的に楽ではないでしょうか。
離職率が低い
離職率では社員がどれだけその会社に定着しているのかがわかります。離職率が低いのであればその会社は制度の充実、残業時間が少ない、長期休暇を取りやすいなどの特徴があるのかもしれません。ワーキングマザーにはプラスな面が多いと考えてよいでしょう。
先輩ワーキングマザーがいる職場がおすすめ
転職を考えた場合、まずは現在の仕事内容が生かせる場所・柔軟な働き方ができる場所を探す人が多いのではないでしょうか?それらももちろん大切なポイントなのですが、ロールモデルとなってくれる先輩ワーキングマザーがいる職場であることは重要です。
例えば働き方に関してもですが、キャリアの積み重ね方に関してもお手本となる存在がいるのは貴重なこと。相談はもちろん、企業としてもワーキングマザーの扱いに慣れているということで、スムーズに働きはじめやすいといえるでしょう。
自分の気持ちだけでなく家族からの理解も大切
転職先で実際に働くのはあなた自身です。あなたのスキルを生かし、活躍できることはとても大切なポイントでしょう。しかし、一人だけで転職先を決めてしまうのは危険です。自分の考えはもちろんですが、家族からの理解を得てから転職先を決めるようにしましょう。
パパや子どもたちといった家族は、あなたが仕事をするうえで協力してくれる存在です。母親の背中を後押ししてくれるような関係性を築いておけば、現在の生活にマッチする転職先を見つけることができるでしょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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