駅直結マンションのデメリットは?
駅直結マンションは悪天候でもぬれなくていい、帰宅時間を気にしなくていいといったメリットがありますが、デメリットもあります。駅直結マンションに住むことを検討するなら、あらかじめデメリットも知っておくことが大事です。以下に、駅直結マンションのデメリットをお伝えします。
屋内で通勤が完結し自然に触れられない
駅から家まで屋内だけで移動できるのは、とても魅力的です。しかし、その分外に出ないため自然に触れられないという欠点があります。仕事で外によく出る方ならよいのですが、デスクワークが多い仕事の場合には、外の空気に触れる機会がなくなってしまいます。そのため、駅直結なのが逆にデメリットになってしまうことも。季節の移ろいや鳥のさえずりを感じることができないのは毎日の生活のうえで少しさみしいかもしれませんね。
通勤に時間がかからないので運動不足になる
家にすぐ着くのは、防犯面で非常にメリットがあります。しかし0〜1分程度で着いてしまうからこそ、運動不足が懸念されます。通勤中の移動は、案外良い運動になっているものです。しかし、その機会がなくなってしまうと、積もり積もって運動不足になってしまうかもしれません。駅直結マンションに住むなら、運動不足解消のために休みの日には外にお出掛けして、意識的に歩くようにするとよさそうです。
騒音問題に悩まされることもある
駅に近いと気になるのが騒音です。電車が行き交う駅に直結しているからこそ、騒音問題は避けられません。ただし、駅直結だからこそ設計時から音をシャットアウトすることにこだわっており、窓を開けない限り音はほとんど気にならないことが多いそうです。ただし、選挙期間になると外で朝から選挙演説が始まったり、深夜に騒ぐ人の声が聞こえたりというトラブルはどうしてもあるようです。
おわりに
駅直結マンションといえば昔はステータスの一つでしたが、最近は都内一等地以外にも増えているため、前ほど手の届かない存在ではなくなりました。すぐに駅から家に帰れるからこそ悪天候でもぬれることなく、女性や子どもでも安心して帰れるというメリットがある反面、デメリットもありますから、駅直結マンションに住む際にはよく吟味する必要がありそうです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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