「シーソーカップル」という言葉をご存知でしょうか?あまり聞き慣れないという人も多いかもしれませんが、若い人の間で認知されつつある言葉なのです。昔よりも、生き方が多様化している現代において、注目されているシーソーカップル。
この記事では、シーソーカップルについて詳しく解説します。
交互にスキルアップ出来るシーソーカップルとは?
まず、シーソーカップルとはどのようなものなのでしょうか?シーソーカップルは、夫婦のどちらかがキャリアアップするのではなく、お互いに高め合っていける生き方を目指すカップルなのです。
「~すべき」という生き方に囚われない
一昔前までは男性が外で仕事をして、女性は家事など家の事を引き受けるという風潮がありましたよね。
しかし、共働きが多くなっている現代において、男性だから・女性だからという理由ではなく、どちらでも良いという考え方を中心に協力しながら生活しているカップルを、シーソーカップルと呼んでいます。
仕事以外も全て「共働き」という意識
シーソーカップルは、仕事だけが共働きという意識ではなく、家事や子育てなど生活にまつわる全ての事を共にこなしていこうという意識を持って生活しています。
また、お互いに苦手な部分は補い合って継続していく事で、自分たちらしい「我が家流」を作り出しているのです。
不確実性や変動性を長い視点で捉えている
シーソーカップルは、不確実性や変動性を重視しながら生活しています。
昔よりも将来予測が困難だと言われている現代で、単に金銭的な部分や会社という枠組みだけで将来を考えるのではなく、一緒に変化しながらその時々に応じて共に生きているという概念のカップルが多いのです。
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これからの生き方・シーソーカップルの魅力とは?
シーソーカップルには、多くの魅力があります。シーソーカップルとして生きていくと、どのようなメリットが得られるのかを知っておくと、今後の生き方のヒントになることでしょう。
目先の事ではなく先を見通した生き方が出来る
例えば、シーソーカップルは妻がキャリアアップのために最前線で活躍している間に、夫は先を見越して資格の勉強に専念し、夫にチャンスが巡ってきた時に今度は妻が生活面をサポートするというスタイルを取る場合があります。
つまり、長期的に必要な部分をお互いに見極めながら、生活の基盤を一緒に維持して生活していく点を大切にするのです。
夫婦で補い合いながら生きていく事が出来る
シーソーカップルは、お互いに「~すべき」という考え方がありません。
そのため、一般的には男性が行うようなものでも、妻の方が得意であれば妻が率先して行い、逆に女性が担うとされている部分を夫が得意とするならば、夫が積極的に行うなど互いに補い合いながら生きて行きます。
こうすることで、お互いに負担が少なく生活する事が可能になるのです。
何があっても柔軟に生きていけるという生活力の高さ
シーソーカップルは、不確実性や変動性を常に受け入れながら生きています。
そのため、予期せぬ事態に陥った際も、慌てずに柔軟に生きていく事が出来る生活力が備わっています。この生活力の高さは、1つの事に囚われず常に先の変化を見越しながら生きているシーソーカップルならではの魅力だと言えるでしょう。
転職に対しても抵抗がないので、異業種でのチャンスも掴みやすいという特徴があり、いつでもレベルアップ出来る可能性を秘めながら生きていく事が出来ます。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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