妊娠がわかったとき誰もがはじめに悩むことは「近くの産婦人科」と「評判は良いが遠い産婦人科」のどちらを選ぶかです。出産までの長い期間何度も通うことを頭に入れつつ、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、どちらかを選ぶことが大切です。経験者の感想を参考にメリット、デメリットについてまとめました。
近くの病院を選んで良かったこと
検診に通うときも、いざ陣痛がはじまって入院するときもすぐに向かうことができてとにかく安心です。身近に同じ病院を選ぶ人も多いため、何かと情報を得やすいこともポイントです。病院で知り合った人とママ友になれることも。
なんといっても定期検診への通院が楽
妊娠初期から出産まで通常十数回は、検診を受けに通院することになります。妊娠後期になるほどその間隔は短くなり、一番外出が困難な臨月の頃には週1回、人によっては毎日通うことになるかもしれません。そんなときも近くの病院なら安心です。順調なときはもちろんですが、体調がすぐれないときは特にそのありがたみを感じます。
不安なときはすぐに受診できて心強い
妊娠中はおなかが張ったり、急に痛みを感じたり、出血したりなど何かとトラブルがつきものです。また、トラブルは日中に限らず深夜になることも。自宅から近ければそんなときもタイミングを逃さずに受診できます。ひとりのときでも自分でなんとか対処できるようにしておくことが大切ですが、近ければその心積もりもしやすいものです。
陣痛がはじまったときすぐに向かえて安心
いつはじまるのかわからない陣痛。いよいよというときはすぐに連絡して向かうことができます。陣痛がはじまってから、赤ちゃんが生まれるまでの時間は人それぞれですが、早く病院へ到着して安心したいもの。もし病院まで遠かったら移動中の車内で産まれちゃったらどうしよう、道が渋滞していたらどうしようと不安が尽きません。
家族や知人がお見舞いに訪れやすい
無事に赤ちゃんが生まれた後は、赤ちゃんの顔を見に家族や知人が病院へ会いに来てくれます。そんなとき自宅から近い病院なら、会いに来てもらうことも可能ですし、気兼ねなく受け入れることができます。また、家族に家から必要なものを届けてもらうときにも頼みやすくて便利です。パパが仕事帰りに病院へ立ち寄る際にも楽です。
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近さだけで選んでしまい後悔したこと
近さだけを優先して病院選びをしてしまうと、思い描いていたお産のイメージと実際のお産が違い過ぎて後悔するようなことがあるのも事実です。お部屋のこと、食事のことなど、アフターケアに関しての不満も目立つようです。
近くて便利だと思って選んだのに
近いことは病院選びの大きなポイントのひとつです。しかしそれだけで選ぶのは要注意です。実際に通い始めたら待ち時間が予想以上に長かったなどのケースがよくあります。ただひたすら順番が来るのを待つのか、検診時間を予約できるのか病院によって異なります。事前に下見をして混み具合を知ることで回避できるケースです。
理想のお産ができなくて残念だった
妊娠がわかったときは、どうやって産むかあれこれ考えたけれど、結局理想のお産ができる病院が近くにはなかったためかなわなかったということはよくあります。しかたなく近くの病院に決めてはみたものの、あまりにもイメージとかけ離れていてがっかりすることもめずらしくありません。近くの病院に決めるときも下見をして、いろいろ知っておくことが大切です。
アフターケアに関して事前に知っておくべきだった
食事がおいしくなかった、お世話をしてくれるスタッフがあまり親切ではなかったなどはよくあることです。自分のことなら少しの辛抱でなんとかなりますが、赤ちゃんに関することはとりかえしのつかないことも。入院中におっぱいの手入れ法を指導してもらえず、退院後母乳育児がかなわなくなったなどは、悔やんでも悔やみきれないケースです。
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小学生と高校生の2人の男の子の母です。海の近くに住んでいます。
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