身体になにかあったときのためのお金の話
人生いつ何時なにが起こるかわかりません。リストラであれば身体自体には直接の被害がありませんが事故や病気となると別問題で、何か起こってから慌てることのないように日頃から備えておくことが重要です。そこでここでは、病気などによる理由で仕事を辞めざるを得なくなってしまった場合を想定して、どういった備えを心がけておくべきかについて見ていきます。
入院するのだってタダじゃない!
事故の加害者からの賠償金や、保険で賄える場合はあるものの、入院することだって決して無料ではありません。入院している間は治療費に限らず、日々の食事代、いわゆる室料に相当する差額ベッド代、家族の交通費や衣類/日用品費などがかかってしまい、1日当たりの平均自己負担費用は21,000円となっています。ちなみにこの金額は医療費が高額だった場合に適用される高額療養費精度を考慮したうえでの数字であり、積み重なれば入院費用だって決してばかにならないことがわかります。
任意だからこそ頼りになる医療保険
このような場合に威力を発揮するのが医療保険で、旦那さんが失業した時点では考えるべき保険は二つあります。まず社会保険の健康保険任意継続は、前の会社の社会保険に継続して加入できるものです。しかしこちらには一定の条件と、最大で2年間と決められていますので、いつまでもは頼れません。つぎに国民健康保険への加入です。国民健康保険は各市町村役場が管轄していますので、保険料がいくらになるか算定してもらいます。さらに、これら公的医療保険とは別に、もう少しこちらの状況に歩み寄った形の保険をかけることのできる、民間医療保険を利用する方法もあります。入院給付金や手術給付金、数々の特約など、こちらの要望次第で保障を手厚くすることができるので安心です。
日頃から準備しておくべきお金と気持ち
傷病についてかかるお金を考えていくと、日頃から保険のために払っているお金もあれば、実際に入院してから払う入院費用もあり、いろいろとお金がかかってくるのは明白です。たとえ保険に加入していても、治療費の自己負担額が消えることはなく、入院費用はさらに別途かかってきます。また高額医療費制度を利用しても、場合によってはかなりの金額をいったん立て替えなければいけない状況もあります。一番つらいのは健康保険が適用されない治療が必要となった場合で、その場合は先進医療特約のような民間医療保険の力に頼るほかありません。いずれにせよ、その状況に直面してからでは遅すぎるのが事故や病気です。健康な間に先の可能性を想定して動いておくことが肝心です。
おわりに
旦那さんがリストラされたとき、病気になったときにとるべき対応や行動をご紹介しましたが、やはり一番必要なのは、奥さまが旦那さんに精神的なケアとサポートを行うことではないでしょうか。旦那さんのつらい心境を理解してあげながら、力を合わせて乗り越えていけると良いですね。
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小学生と中学生の女の子2人を持つママです。娘が成長するにつれ、女子トークに花が咲き楽しい毎日を送っています。
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