闇名簿への対策法とは?
特に、昼間一人で自宅にいることの多い主婦のみなさまは、闇名簿への対策を常に頭に入れておく必要があります。被害にあわないようにするためにも、日常的に気をつけることのできる部分を意識するようにしましょう。
アンケートなどに安易に回答しない
自動音声サービスを使って、アンケートに回答するように誘導し、闇名簿に必要な情報を聞きだす手口はいつ訪れるか分かりません。正式なアンケートのように感じる場合でも、目的が曖昧なアンケートに関しては、安易に個人情報を入力しないようにしましょう。
また、電話でのアンケートでは、全く関係のない話題から個人情報を聞きだす手口も巧妙になってきており、会話が長引けば長引くだけ犯人が個人情報を聞きだせる機会を増やしてしまうので、回答せずに早めに切り上げるようにしましょう。
高額な購入品や訪れた先の写真の投稿
ある程度個人情報を入手した犯人は、実際に現場に何度も足を運んで綿密な下調べを行います。そのような中で、高額な購入品の写真をSNSに投稿したり、外出を知らせるような写真を投稿したりすると、犯罪の機会を犯人に与えてしまう可能性があります。
個人情報が犯人の手に渡っている以上、出来る限り行動パターンを知られないようにすることも対策としては有効なのです。
万が一の時に備えて防犯対策を強化する
実際に、犯人が侵入を試みた時に5分以上時間がかかるような場合は、侵入を断念するケースが多いと言われています。そのため、侵入までに5分の時間を費やさせることが出来れば、ほとんどの犯人はその時の侵入を諦めるため、被害に遭わずに済む可能性があるのです。
具体的には、防犯フィルムや鉄格子を設置するなど、簡単に侵入できないような対策をするだけでも効果があります。
おわりに
闇名簿は、身近なアンケートなどから情報が集められている他、お金のために銀行員や大手企業の人間から売られているケースまでさまざまです。
闇名簿の情報は、組織的に情報を共有しているため対策が難しいと言われていますが、少しでも犯罪の機会を防ぐためには、日頃から個人情報の取り扱い方と防犯対策を徹底することが効果的だと言えるでしょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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