「子どもの結婚」でも費用はかかる
養育費用については前に述べてきましたが、子どもが社会人になっても、子どもにかかる費用が皆無になったわけではありません。「結婚」や「孫が産まれる」と言ったことがあると、お祝いなどの費用を捻出しなければいけません。
社会人となった子どもにもお金はかかる
結婚式・披露宴の平均総額は約370万円となっています。そのうち、両家からの援助額は平均で約168万円となっています。その他にも、衣装代や移動代もあれば加算されていきます。子どもが2人、3人といてそれぞれ結婚式・披露宴を行うとなれば、負担する費用も大きくなります。全て本人たちが負担するのならば費用はもたなくてもいいでしょうが、それでもお祝いをしたいのが親心です。
共働きの家庭は女性の収入面を考慮する
内閣府は2016年にダブルケアを行う男女1004人を対象に、インターネット調査を行っています。調査の結果によると、「配偶者からほぼ毎日手助けを得ている」と回答した男性は50%を超えたのに対し、女性は25%以下にとどまっています。そしてダブルケアに直面する前後で「仕事の量や時間を減らした」と回答した人は、男性2.6%に対し女性は17.5%でした。共働きをしている家庭においては、女性の収入が減る、なくなることは家庭全体の収入に大きく響きます。
ダブルケアは夫婦で話し合いをすることが大切
共働きの家庭の場合は、ダブルケアに直面したときにはどちらが主にダブルケアを行うのかを明確にし、どちらかの収入だけになってしまっても大丈夫なのか。というところまで考慮しておきましょう。また、介護費用の点においては「まだ両親は元気だから」ではなく、「両親が元気なうちに」話し合いの場を設けておくことが大切です。
おわりに
子育て世代にはダブルケアに直面する可能性が誰にでもあります。特に金銭面では家計に大きな負担を抱えます。「まだ大丈夫」と家族計画を先送りせず、早めに家族間で話し合いの時間を設けておくことで、いざというときに慌てることがなくなるでしょう。
ピックアップ
3歳と9カ月の姉妹ママです。育児奮闘中です。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。