幼稚園や学校など、ママが集まると自(おの)ずと「ママグループ」が出来上がります。そして、そのママグループにはいつの間にか序列がついて「ママカースト」となってしまうことがあるのです。ママカーストはママ自身の持ち物や洋服などはもちろんですが、パパの年収が大きなカギとなっています。ママカーストの頂点に君臨する「ボスママ」は、いったいどのくらいお金持ちなのでしょうか?
最近話題の「ママカースト」とは?
幼稚園、学校、さらには住んでいる地域や社宅などで生まれる「ママカースト」。カーストとは元々、ヒンズー教での身分制度のことを言います。ママカーストはボスママを頂点とした、ママ社会での身分制度なのです。
ママ同士の間でカースト制度が生まれる理由は夫の職業や年収、家の大きさなどの生活レベルから、子どもの学校や習い事の種類といった子どもの教育に関することまで、その理由は多方面にわたりさまざまです。
パパの年収や学歴で序列が決まる!
ママカーストの序列において、もっとも重視されるのがパパの年収や職業、さらには卒業大学などの学歴です。そのため、ママカーストは東京や大阪の中心部のような、高層マンションや高級住宅街がある地域に多く存在します。地域差もありますが、ボスママやその側近ママたちの年収はおおよそ2000万円以上と言われています。また、医師や弁護士、会計士など、社会的地位も高い職業の妻がボスママになりやすいようです。
ママの洋服、持ち物、子どもの習い事も…
その他、もちろんママ自身もママカーストのランクつけの判断材料となります。ママの見た目や年齢、仕事に就いているか、就いているとしたらどんな仕事をしているかが評価基準対象になります。また、専業主婦は働かなくても十分にやっていけるだけ裕福であるということで上ですし、その一方で、仕事を持っていても、教師などの専門職の仕事を持つママや外資系企業で働くママは学歴が高いとみられて階級は上になります。さらには子どもの習い事の種類や数なども、ママカーストに影響します。
年収以外でもママカーストが発生している
都市部では年収が判断基準となることが多いですが、郊外では違う形のママカーストも存在します。例えば、その地域に先祖代々住んでいるというだけで、ボスママになる人もいます。さらには子どもが通っている幼稚園や学校のPTA活動への貢献度などでランクつけを行う場合や、純粋に年長者がボスママになる場合もあり、その地域ごとにさまざまなママカーストが存在しているようです。
ママカースト制度は都会に限ったことではない
これまでのようなママカースト制度は、都会の一部で起こっている話のように思うかも知れませんが、決してそうとは限りません。実は、地方においてもあり得ない話ではないのです。その理由としては、地方のほうが近所の付き合いが密になるため、それぞれの家庭の情報がみんなによく知れるところとなり、それがカースト制度を生み出す結果となり得るからです。そういう点では、他人に関心がない都会のほうが、カースト制度が生まれにくい環境にあるといえるのかも知れませんね。
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「ママカースト」にも種類がある
悪い意味で使われることの多い「ママカースト」という言葉ですが、実はその中心となるボスママの性格によっては、ありがたい存在だったりもします。どんなボスママがよくて、どんなボスママだと迷惑なのでしょうか?
リーダーシップがとれる、ステキなママのグループ
サバサバとしていて、リーダーシップをとるのが上手なママが中心になると、役員などもそのママのグループが率先して引き受けるなど、助かることも多いそうです。側近ママたちも楽しんでいるため、他の誰かをおとしめたりはしません。そういったグループのママたちは、裕福であってもそれを自慢することなく、周りに気を配ることのできる、ステキママが多いのです。
子どもっぽいボスママが仕切るグループ
迷惑なのは子どもっぽい嫌がらせをしてくるママグループがカーストの上位を占めている場合です。先ほどのママグループに比べて、ランクつけがはっきりとしており、自分たちが認めないカースト下位のママに対して、無視やうわさを流すなどのいじめをします。そういったママカーストには近づかないようにするのが無難でしょう。
ボスママやその周りにいるママの様子をよく観察する
迷惑な「ママカースト」が起こる根源は嫉妬です。そういったママグループのママたちは、他人の家庭の状況を知ろうとします。自分より上か下かを知りたがるのです。「ご主人はどんなお仕事をしているの?」などと尋ねられたら要注意。ママカーストに組み込まれてしまう恐れがあります。逆に、ステキなママのグループは自然と人が集まってくる魅力いっぱいのママが多いので、他人の家庭の情報を聞き出そうとはしません。
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