夫は子どもがいらなくても、夫婦同士でよく話し合いを
夫は子どもがいらない派でも、妻側が少しでも子どもを望んでいるのなら機会を見つけて、子どものことをじっくり話し合う時間を持つことが大切です。
「夫の考えは変わらないだろうな・・・」と思い込み、自分の気持ちを押し殺すようであれば、いつか夫婦関係に亀裂が入ってしまう可能性もあります。せっかく夫婦になれた夫ですから、できる限りの歩み寄りが出来たら良いですね。
夫に遠慮せず、妻の気持ちを素直に伝える
夫が子どもはいらないからといって、妻側の気持ちをきちんと伝えていない限り、いつまでたっても平行線になってしまいます。「夫も本当は自分の本心を分かってくれているはず」と思いたいところですが、男性は特にはっきり言葉にして伝えなければ理解していない傾向があるのです。言わなくて後悔するよりも、伝えることで物事が動く可能性があるのなら、それを選んだ方が賢明だと言えるでしょう。
なぜ子どもが必要なのかをもう一度考えてみる
夫婦2人の時間がゆっくりとあるときに、妻はなぜ子どもがほしいのかをもう一度考え、その理由を話し合ってみましょう。そのとき、なぜ夫は子どもがいらないのかも、併せて考える機会を持ってみることが効果的です。子どもがほしい理由、いらない理由をひとつずつお互いに出し合ってみることで、夫の思いが徐々に変化していく場合もあります。
子どもができない場合のことも視野にいれておく
子どもは「授かりもの」という言葉があるように、希望したからと言って必ず持てるものではありません。妻が夫に子どもがほしい気持ちを伝え、夫が納得して妊活に協力してくれても、さまざまな理由で子どもができない場合もないとは言えません。そうなってしまったときに、夫側のストレスは思った以上に大きいものとなり得ます。なぜなら、考え方を変えてまで取り組んだのに・・・という気持ちがあふれ出すことがあるからです。
そのため、子どもができない場合はどうするのか、妊活の期限は決めておくのかということまでも話し合っておきましょう。
おわりに
結婚して子どもを持って、幸せに過ごしたいという夢は、多くの女性が持っているものですよね。そういう女性が子どもはいらない夫と生活していると、大きなエネルギーを費やしてしまうかもしれません。
ただ、夫には夫の理由があるため、それを受け止めながら「お互いに理解を進める」姿勢を持つことが重要になると言えます。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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