最近では、連絡手段として電話やメールより利用している人が多いと言われているライン。中でも、複数人に連絡事項を伝えることができるグループ機能は、ママ友同士のおしゃべりや子どもの学校の連絡などにとても便利ですよね。今回は、ママ友のグループラインでのトラブルやその対処法について、ご紹介します。
ママ友のグループラインでのトラブル
手軽に連絡を取り合うことができるラインですが、グループラインでのやり取りによってママ友同士の関係がギクシャクしたり、思いもよらぬトラブルに巻き込まれたりすることもあり得ます。まずは、ママ友グループラインでよくあるトラブルについて、見ていきましょう。
既読無視・返事をしないという行動をとる
ラインの内容によっては、返事をするまでもないだろうと、そのままにしてしまうことってありますよね。しかし、ママ友同士のグループラインでは、みんなが返事をしている中、一人だけ返事をしないことで、「既読なのになんで〇〇さんだけ返事しないの?」と感じる人もいるのです。それが原因で、自分が発言すると会話が止まってしまうというような嫌がらせを受けたり、突然ブロックされたり、さらにはグループから外されたりすることもあります。
用事がないのに連絡をしてくる
ラインは24時間連絡が取れるツールなだけに、時間に関係なくメッセージを送ってくる人もいます。真夜中に「眠れないんだけど何してる?」と聞いてきたり、「居酒屋なう」などひとり言のような投稿をしたりして、その度に通知音で起こされてうんざりしている人も多いのだとか。また、最近は資格を取得して、エステやネイルなどの講座を開講するママも増えており、その宣伝ラインが送られてくることも。グループラインでの宣伝行為は、グループ内の空気が悪くなる原因になってしまいます。
自分が知らない間に仲間外れにされている
1対1でのやり取りと違い、不特定多数の人とやり取りができるグループラインでは、必然的に仲間外れも起こりやすくなります。他のママ友たちの話題についていけず、ポツンと取り残されてしまった経験のある人も多いはず。いつも使っていたグループでのやり取りが少なくなり不思議に思っていたら、別に新しいグループを作り、自分以外の人がそちらでやり取りをしていたということも少なくなく、人間関係のもつれにつながってしまうようです。
合わせて読みたい
ママ友グループラインでのNG行為
グループラインでやり取りをする中で、ママ友同士の関係に亀裂を入れてしまわないためには、いくつか注意すべき行為があります。知らず知らずのうちに自分がNG行為をしていないか、チェックをしてみてくださいね。
子どもの悪口を投稿するのはマイナス
子ども同士でケンカになってしまった場合に、つい感情的になって「うちの子が〇〇ちゃんにたたかれた」「〇〇ちゃんは乱暴だ」などと、相手の子どもの悪口を送信してしまった経験がある方もいるかもしれませんが、これも絶対にしてはいけないことです。もし、当事者のママがそのラインを見てしまったらもめ事になるのが目に見えていますし、スクリーンショットをとって証拠を残されることも、十分に考えられますよね。相手を間違って送信してしまった場合は速やかに「送信取り消し」をして対応しましょう。
意見がそろう前に勝手に話を進める
子どもを含んだ行事やママ友同士の食事会など、何か決めごとをするときにグループラインはとても便利ですよね。しかし、メンバー全員の返信がないうちに、話を次に進めてしまうことはしてはいけません。忙しくてすぐに返信できていない人や、他のメンバーの反応を見てから返信をしようと考えている人もいますので、先に話を進められてしまうと、返信し損ねた人たちは入っていきにくくなってしまします。返信が遅い人に対しては、「〇〇さんはどう?」と返信を促してみるのも良いかもしれませんね。
グループラインで関係ない会話をする
複数の人がグループラインに入っているのに、まったく関係ない会話を2人のママだけでやりあうのは、他のママの迷惑になります。個別に会話をしたい場合は、グループライン上でやるのではなく、必ず個別ラインでやりましょう。
意味のないスタンプを連投する
ラインのスタンプが好きな人によくあるのがスタンプの連投ですが、必要以上にスタンプを送る行為は望ましくありません。スタンプだけの投稿でも通知は送られてしまうため、こうした人が何人もいると、通知の多さにイライラが募るママも多いはず。また、スタンプを送られると、他の人もスタンプで返しがちになってしまい、やり取りを終わらせるタイミングに悩む原因にもなるので、グループラインでのスタンプ連投はなるべく控えめにしましょう。
合わせて読みたい
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。