妊娠してから出産前まで、体調管理をしながら仕事を乗り越えてきた最後に、重要な仕事が残っています。それは産休前のきちんとした挨拶です。産休明けになるべくスムーズに仕事復帰するためにも、きちんと挨拶をして気持ちよく産休・育休期間に入りたいもの。挨拶まわりをする際にはお菓子などを一緒に渡すのがおすすめです。ここでは、産休前の挨拶によく見受けられるお菓子配りのルールを六つご紹介します。
お菓子を配るタイミングのポイント二つ
産休前には必ずお菓子を配らなければならない!というわけではありません。ただ、産休・育休期間中に自分の仕事を引き受けてくれる人・関連する人に対して、心づかいのツールとして使われる場合が多いです。お菓子を配るタイミングにポイント二つについてみていきましょう。
産休前の最終出勤日や繁忙期以外で
お菓子を配るのは、産休前の最後の出勤日を選ぶ人が多いです。ただし、繁忙期の場合は多少前倒しするパターンもあってよいでしょう。また、営業職関連など出張や外出が多い部署の場合は、お菓子を配る相手が社内にいる時間を見計らって配るということもあります。
メールなど感謝の気持ちを伝えることは大切
会社の規模によっては、お菓子を配るまではいかないまでも、多少仕事でお世話になった人、遠方で直接挨拶できない人もいるでしょう。そのような場合に、メールを使って感謝の気持ちを添えて挨拶の言葉を送ることも大切です。
直接お菓子を配った相手も含めて、改めてメールを送ることで、丁寧で誠実な印象にもなります。ちょっとした心づかいひとつで、あなたへの印象がぐっと変わりますよ。
合わせて読みたい
産休前に配るお菓子選びのポイント四つ
産休前に配るお菓子選びには、いろいろと悩みがつきものです。配る相手や人数によっても、その悩みは大きく変わるでしょう。ここでは、お菓子選びのポイントを四つにまとめてご紹介します。
単価や予算の相場はあるの?
金額にはっきりとした相場はありません。配る人数によって異なりますが、デパートなどで購入できる箱入りのお菓子などが配りやすいでしょう。10個入りや20個入りのタイプはよく売られているので選びやすいですね。個包装で日持ちが持つものがよいです。一方で避けたいのは、スーパーなどで売っているお菓子。子どもがおやつにしたり、家でお茶菓子に楽しんだりするにはいいですが、挨拶用のお菓子には適していません。後述の「産休の挨拶おすすめ洋菓子」の単価は70円~100円前後です。ぜひ参考にしてください。
判断に迷う…どこの部署まで配るべきか?
会社や部署の規模によりますが、10人前後の会社であれば1人ひとつ配れる範囲です。それ以上になれば、部署ごとに箱入りのお菓子を用意するなどで対応できそうですね。大企業ともなれば、同じ部署や直接仕事で関わっている人に対して用意するといいでしょう。
引き継ぎの相手や同じ部署の人(2~3人程度)には、それほど高価ではなくても500円程度などのお菓子1箱ずつを用意するといいでしょう。自分が産休・育休の間、代わりに業務をこなしてくれる人たちです。復帰後も気持ちよく働くためにもしっかりと感謝の気持ちをあらわしましょう。
得意先などには配るのが一般的なの?
業務上深く関連した得意先であれば、その得意先の関連部署に箱入りのお菓子詰め合わせを用意するのもいいでしょう。しかし、絶対必要!ということではありませんし、まず上司に相談してみるといいでしょう。
得意先の場所(遠方かどうか)にもよりますが、実際に訪問できない場合は、感謝の気持ちが伝わるようなメールを送っておきましょう。何もなしでは相手も寂しいものです。復帰後にあたたかい言葉をかけてもらえるよう、丁寧に挨拶をしておくことです。
お菓子は個包装がおすすめ
それぞれの業務によって仕事内容が異なります。なかにはほとんど外出している人もいるでしょう。いつでも食べられやすいのは、個包装になっているお菓子です。社内・社外・家でも食べることができます。全部がまとまって包装されているタイプのお菓子は、開封した時点で食べたほうが美味しく、時間がたつと乾燥したりして風味も落ちます。お菓子を購入する際には個包装かどうか、必ず確認しましょう。
合わせて読みたい
長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。