旦那の実家のお墓に入らない時の対処法
最後に、旦那の実家のお墓に入らない時の対処法についてもお話します。旦那の実家のお墓に入らないという選択をした場合でも、供養はする必要があります。そのため、旦那の実家のお墓に入る以外の方法を、以下にご紹介しましょう。
女性の実家のお墓に入る
女性の実家の継承者の同意があり、墓地管理規約にも問題がない場合は、女性の実家のお墓に一緒に入ることが可能となります。
墓地の管理規約上で、苗字が変わっている人の場合は同じお墓に入れないという規約がある場合は、一緒のお墓に入れない可能性があるため、必ず事前に確認するようにしましょう。
墓地管理者が供養してくれる永代供養墓を購入する
永代供養墓は、墓地の管理者が親族に代わって故人を供養してくれるもので、「合葬墓」や「樹木葬」、「納骨堂」などの種類があります。
合葬墓は、1つの納骨堂に不特定多数の遺骨を納骨するタイプのお墓で、知らない人の遺骨も同じお墓に入ります。樹木葬は、樹木や草花を墓票とするタイプのお墓で、自然に還れるものとして人気です。
そして納骨堂は、屋内に遺骨を安置する施設の事を指し、仏壇式・自動搬送式・ロッカー式などさまざまなタイプがあります。
散骨や手元供養をしてもらう
散骨とは、遺骨を粉状にして山や海などにまく葬法ですが、まいた後にお墓がないので、遺族がいる場合はお参りが出来ないというデメリットはあります。
また散骨の際は費用がかかるので、事前に確認が必要です。
手元供養は、故人の遺骨を自宅に置いたままにする供養のタイプで、将来的にはどこかに納骨しなければならない方法です。
おわりに
旦那の実家との関係性が良くなかったり、実家のお墓に入りたかったりなど理由はさまざまですが、旦那の実家も関係してくることから、1日2日で結論が出るものではありません。
お墓の話はまだ早いかなと感じる人は多いと思いますが、旦那の実家のお墓に入りたくないという意思が固まっているようならば、出来るだけ早く対処しておくようにしましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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